新型コロナ感染状況の4/18版です。
我が国の状況
本日正午時点での厚労省の集計(国内分)では、感染者数が昨日から556人増加して累計9,654人、死亡者は6人増加して累計154人となっております。
倍化日数は、累積感染者数と累積死亡者ともに長期化し、前者が9日、後者が12日となっております。新規感染者数の倍化日数は、昨日より1日延びて12日となりました。
このところ、死者の増加速度が速まっていることが心配されたのですが、本日のところは死者の増加速度は若干停滞をしております。
もう一つのグッドニュースは、新規感染者数の7日移動平均線を緑で示しているのですが、これが頭打ちになったこと。同様のグラフはフィナンシャル・タイムズが発表しておりますが、この日本の新規感染者数も頭打ちになった様子がうかがえます。
このまま減少に転じてくれるとありがたいのですが、、、
世界の状況
厚生労働省の発表による世界の状況です。ひところの急増からは落ち着きを見せておりますが、増加していることには変わりなく、一部の国では依然として警戒が必要です。
感染者数と死亡者数の比率
死亡者一人あたりの感染者数と人口百万人あたりの死亡者数に対してプロットした図を下に示します。我が国は、引き続き人口あたりの死者が少ない位置につけております。
前回同様な図を示した際もそうだったのですが、人口当たりの死者の少ない国に、アジアの各国があるのですが、インド、パキスタンといった気温の高い国が死者が少ない傾向を示しております。また、これまで夏であった南半球の国々も、比較的少ない死者となっております。
このことは、新型コロナウィルスは高い気温の下では活動が鈍る可能性を示しているように思われます。今後、日本も欧米も、夏に向かい気温が上がってまいりますので、ひょっとすると新型コロナは比較的簡単に終焉してくれるかもしれません。
期待のし過ぎは禁物ですが、多少の希望が持てるデータではあります。