熊谷徹氏の4/18付けBLOGOS記事「なぜドイツの新型コロナ死亡率は欧州でも低いのか?徹底的なPCR検査と豊富なICU」にコメントしました。
ドイツの感染者数は他のヨーロッパ諸国と同程度ですけど、ドイツで特に死亡者が少ないことは、ドイツの対応が優れていることを示しているのでしょう。
ただし、アジア諸国に比べると、ドイツといえど死亡者が多い。たとえば、図にある4/15の時点での10万人あたりの死者数は、ドイツが4人弱であるのに対して日本は0.1人弱と、日本はドイツの1/40程度しかないのですね。
もちろん日本の感染者も死者も増加しておりますから、いずれドイツ並みないしそれ以上の感染者や死者を出すことは覚悟しておかなくてはいけない。
これに備えるには、我が国も検査体制を強化して、軽症患者に素早く対応することも必要でしょうし、重篤な患者に対するICUや人工呼吸器などの準備もしておかなくてはいけません。
我が国は、さいわい、進行が遅いというアドバンテージがあるのですね。この利点は、最大限に生かさなくてはいけません。