木走正水氏の4/19付けBLOGOS記事「『新型コロナ 拡大のペース加速』だと?〜朝日新聞記事は数学的に完全なるフェーク記事」にコメントしました。
支持しました。私のまとめているデータでも、頭打ち傾向ははっきりと出ています。
厚労省が毎日発表している正午現在の国内感染者数から、それぞれの日の新規感染者数を求め、これを7日平均したもの、およびその前日との差を下の表に示します。
日付 新規 新規増分
4月10日 386 49
4月11日 435 49
4月12日 489 54
4月13日 508 18
4月14日 527 20
4月15日 542 15
4月16日 539 -3
4月17日 540 1
4月18日 536 -1
これより、新規感染者数の7日平均値は4月15日をピークに減少に転じたことが読み取れます。
なお、厚労省の数字は、日ごとの累積感染者の差と新規感染者の数値に矛盾があることが時々あり、上記データは累積感染者数を正としてまとめています。
この傾向はフィナンシャルタイムズがまとめている“Daily confirmed cases (7-day rolling average)”からもおおよそ読み取ることができます。(データソースは異なるはずですが、やってることは同じです。)
https://www.ft.com/coronavirus-latest
もちろん、新規感染者数が減少に転じたといっても、引き続き500人以上の新規感染者が発生しているわけで、濃厚接触防止などの対策は引き続き必要であることは論を待ちません。
そのあたり、くれぐれも油断のないよう、お願いいたします。
ブログ限定情報:このデータを図にしたものを以下に示します。