藤田孝典氏の4/20付けBLOGOS記事「竹中平蔵パソナ会長『世界は数年痛い目を見る』いやあなたのせいですでに散々痛い目を見ています」にコメントしました。
今日我が国で非正規労働者が痛い目を見ている理由は、竹中氏の雇用改革が中途半端に終わってしまったからであり、正規労働者の権利が必要以上に守られてしまったがゆえなのですね。
本来は、同一労働同一賃金だけでなく、雇用の保障も同一のレベルとすべきであって、正社員に対する金銭解雇を可能としなくてはいけませんでした。
これができないものだから、非正規労働者にすべてのしわ寄せがいく。
ただ、今回のコロナの問題で、オフィスにいればよいという価値観は大いに傷つけられております。実際に仕事をしているのが誰かということが改めて問われるわけで、これが雇用形態にも徐々に影響していくのではないでしょうか。
労働者の権利を守るためには、ただただ厳しいとかより多くをよこせと訴えるのではなく、いかなる制度が公正であるのか、何が日本経済にとって有益であるのか、といった点から攻めることが肝要と思います。
まあ、共産党などの政治運動から見れば、蟹工船が注目されるような時代が、一番おいしいのでしょうけど。