青山まさゆき氏の4/28付けBLOGOS記事「PCR検査万能は偏った見方。新しい知見を元に医療体制をシフトし、国民の負担に応える時。」にコメントしました。
支持しました。
NYの無作為抽出検査や慶応病院の検査結果をみると、新型コロナの感染率はこれまでに考えられていたよりも大幅に高い可能性が高まっています。
そうなりますと、PCR検査を含む新型コロナの感染検査を拡大することは大いに意味があるのですね。
つまり以前は、感染者は累積でも0.01%程度と考えられていたのですが、現在では10%近くある可能性が高いわけですね。だから、無作為検査による陽性率がその程度あっても不思議ではなく、検査による隔離は極めて効率的に行われると予想されるのですね。
感染者が多い割には、症状が現れた感染者の増加が比較的緩やか(現状程度)であるということは、新型コロナが重篤化する比率が低いことを意味し、感染者の隔離を徹底することで、この問題は比較的容易に収めることができる可能性を示唆しているのですね。
このために必要なことは、検査の拡大と、充分な数の隔離施設を準備すること。人口の6%が感染者ということになりますと、数百万人分の隔離施設が必要ということになり、無症状の人に対しては自宅隔離も含めて対応せざるを得ません。
官僚というものは、無謬主義の故か、一度決めたことをなかなか変えることができないという欠陥があり、状況変化への対応が十分にできないのですね。
ここは、民間の力も大いに借りて変化に応じた柔軟な対応ができるようにしなくてはいけません。少なくとも、これを邪魔することがないように、政治家も力を発揮する必要がありそうです。