廣井悠氏の4/30付けBLOGOS記事「接触8割減を達成している人は、どのくらい外出を控えているのか 緊急事態宣言後の外出調査から その3」にコメントしました。
現在のところ、新規感染者は7日平均値で毎週30%の減少程度となっています。つまり、一週間で0.7倍、2週間で半減する計算で、減少速度も速くなっておりますから、6月初旬には新規の感染者数が一日50人程度までには減少しそうです。
新型コロナへの対応は、当初は入国段階での水際作戦、次いで感染者周囲の感染経路をつぶすクラスター対策、そして現在は接触減という、ロックダウンの簡素化バージョンでことにあたっております。
ここで、新規の感染者数が減少してくれば、接触減という作戦をさらに緩め、クラスター対策中心で対応できるはずなのですね。
その際でも、接触感染をできる限り減らすよう、マスクの着用やレジのカーテンなどの感染防止策は引き続き続ける必要があるでしょうし、テーマパークやコンサートなどの大規模な施設や三密を伴う営業は引き続き自粛を要請する必要があるかもしれません。
でも、この程度の対応で大部分の経済活動が正常化できれば、経済的ダメージは軽微で済むはずなのですね。
そうなりますとこの先ありそうな対応は、通常の企業活動に支障をきたすような通勤の自粛までは要請せず、現在と同様の接触8割減目標の対応を一月程度継続し、クラスター対策を効果的に行えるよう対応を強化していくといったところではないかと思います。
そして例えば6月の初旬に、その時点での感染者数が目標(例えば一日50人)に到達した場合には、感染対策には留意しつつも、一般商店、飲食店、スポーツクラブなどの営業再開を目指す、という形になるのではないでしょうか。
対応を強化すればより安全であることは事実ですけど、それでは経済活動へのダメージも大きくなりますし、国民もまいってしまいます。ここは、ほどほどの対策でソフトランディングを目指すのが良いように、私には思われます。