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SmartFLASHの5/2付けBLOGOS記事「元厚労省技官が断言『1カ月自粛してもコロナは収束しない』」へのコメント

SmartFLASHの5/2付けBLOGOS記事「元厚労省技官が断言『1カ月自粛してもコロナは収束しない』」にコメントしました。


昨日時点で、国内の新規感染者は7日平均値で300人を切り、1週間前の同じ値に比べて0.6倍となっています。

これは、現在の接触8割減という対応の成果と考えられますが、これをあと4週間(≒1か月)続ければ、毎日の新規の感染者数は40人を切ることになります。

これは、3月初旬の水準で、当時は、毎日の死者も一人出るか出ないかというレベル、クラスター対策だけで十分に対応できていた状況なのですね。

3月初旬と現在の異なる点として、現在は無症状の感染者が国内に相当数存在し、これらが経路不明の感染源となっている可能性が挙げられるでしょう。

しかし、それでもなお、様々な手を打つことで新規感染者が減少していることも事実であり、多数存在すると考えられる隠れた感染者の存在が重大な障害になっているわけでもないのですね。

もちろん検査の強化や隔離施設の充実といった対応はそれはそれで大事でしょうし、大いに進めたらよい。でも、現在の対応を続けて感染者を減少させることは、続けなくてはいけません。

それは死者の減少という具体的な成果にもつながるでしょうし、感染者の減少は、イコール、感染源の減少であり、クラスター対策や重篤患者への対応もそれだけ楽になるという効果もあるのですね。

アジアの各国は、元々、コロナの影響は大したことはなかったとの説はありますが、それは様々な対応を必死でやった上での結果であり、対応しなければこんなもので済んでいた保証は全然ないのですね。

現在の我が国の推移は、幸運にも良い形となっている。この幸運を生かすには、大きな変更はせず、この形を基本として様子を見ながら対応を変えていくことが肝要ではないかと思います。