ロイターの5/26付けBLOGOS記事「賭けマージャンが賭博罪かどうかは法務省が判断=安倍首相」にコメントしました。
これは「軽すぎる」との主張に一理あります。
第一に、一回の(一連の)あたりの掛け金が2万円程度までの賭博は見逃す旨の答弁がなされたのですが、これでは、街中でこの程度の賭博を開帳するものが現れた時、対処できなくなります。
ありそうなのが、スナック、クラブなどでの賭博で、実際に10万円賭けていても2万円限度ですなどと言い逃れされる恐れもあるのですね。
これが、どこかの民間人を見逃したならともかく、検察の上層部の人間を見逃し、国会答弁までしてしまったら、これは処置なしとなってしまうのではないでしょうか。
この手の法の適用に関しては、身内に対しては特に厳しく対応することが、法の番人たる検察のあるべき姿です。そうしなければ、フリーハンドを保てないのですね。
第二の問題は、新型コロナで三密を避けるようにという通達が出ているさなかに、政府の要人がこれをやってしまう。これも示しがつきません。こういう輩には特に厳しく対応しなくてはいけない。
第三の問題は、まさに黒川氏の処遇を巡って、国会その他で大騒ぎとなっているにもかかわらず、渦中のご当人が賭けマージャンをやる。これは、社会人としての適格性がはなはだしく疑われますし、それが新人であっても何らかの処分対象になるべきところ、良い年の幹部公務員がこんなことをするとは、まったく、常識を疑います。
麻雀に例えますと、これだけで既にサンファンついているわけで、その他と合わせれば、もうこれは満貫。懲戒免職になったところで何ら不思議はありません。
ここは、もう一度処分を考え直すべきところではないでしょうか。(特に、前記「第一の問題」が悩ましいところです。)
ちなみに私は賭けマージャンはやったことはないのですが、「まあじゃんほうろうき(西原理恵子著)は読んだことありますので10ピンとかは知っていたりします。ちなみに元祖の麻雀放浪記は読んだことないし、だれが作者かも知りません。
これを読んでいて西原理恵子が接待麻雀なのに負けまくっているので、この様子を漫画でばっちり読んでいたので賭け麻雀はやりませんでした。やろうとすら思いませんでしたね。
ぱちんこが最後までコロナ自粛に抵抗したのはなぜか。
ぱちんこはギャンブルなのに違法となっていないのはなぜか。
これを考えれば官僚に対して違法行為を厳しくするのは当然です。
下手をしたら賭け麻雀は違法ではないとしてしまったかもしれないのです。