新型コロナ感染状況の8/4版です。
我が国の状況
本日正午時点での厚労省の集計(国内分)では、感染者数が昨日から1,234人増加して累計40,485人、死亡者は6人増加して累計1,021人となっております。
下の図は新規の7日平均値をプロットしておりますが、新規感染者の7日平均値の増加は、倍化日数11-12日の指数関数的増加を続けております。
新規感染者の7日平均値の倍化日数は。本日は昨日と同じ12日となっております。これまでの推移は、8, 8, 8, 9, 9, 10, 10, 11, 11, 10, 10, 11, 11, 11, 10, 10, 10, 11, 12, 12, 12, 12, 12, 11, 12, 11, 12, 12という形となっております。
本日の特記事項は、死亡者数が6名と大きくなっている点で、新規死亡者の7日平均値の倍化日数は、ここ3日間、9, 10, 10日となっていたものが、本日は8日と、急減しております。
すでに感染者は過去最大レベルまで増加しているだけに、この先の死者の増加は要注意です。
世界の状況
厚生労働省の発表による世界の状況は、下図のようになりました。本日はパキスタン、オマーン、ガーナのデータがありません。ガーナはこの3日間データがありません。
引き続き中南米の新規死亡者と感染者、死亡者の増加率が高いほかは、全体に落ち着いた動きとなっております。カザフスタンの死者が異常に増加しておりますが、数日分のデータがまとめてこの日に追加されたのではないかと思われます。
我が国の感染者の増加は、3.0%と高い値を付けております。これは、過去の感染者数が少ないため、同じ新規感染者数でも、過去に多数の感染者を出した欧米諸国よりも高い増加率となっていることが一因ではあります。
ただし、過去の感染者数に比べて多くの感染者を出していること自体は事実であり、過去が優秀な成績であったものが、他国並みの多数の感染者を出す方向に向かっていると考えれば、あまり楽観視もしていられないように思われます。
81 人かながわ