幻冬舎plus(泉美木蘭氏)の8/6付けBLOGOS記事「政策がナチュラルに無秩序な日本で、スウェーデンのコロナ対策を素直に見てみる」にコメントしました。
スウェーデンの人口あたりの死者数は、ベルギー、英国に次いで多く、イタリア、スペインといった医療崩壊を起こした国に匹敵する割合となっています。
たしかに、致死率はこれらの国よりも低いのですが、感染者が多いというだけで、ぜんぜん嬉しい話ではありません。
スウェーデンの新型コロナによる人口1万人あたりの死者(5.7人)を日本の人口と掛け合わせれば、7万人ほどとなります。いろいろな条件に差はありますが、第一近似では、これがスウェーデンの状況を日本にあてはめた際の死者、ということになります。
現在の日本の死者が1,000人を超えたところですから、この70倍の死者。どちらかといえば、8割おじさんの「死者42万人」に近い(1/6ですけど)。
これを果たして日本社会が許容できるのかどうか。
私には、これは難しいのではないか、と思われます。
以下はブログ限定ですが、下図は、人口あたりの感染者と死者の累積数を示すもので、上にプロットされているのが死者が多い国、右にプロットされているのが感染者の多い国です。
この図を見てわかることは、欧米諸国の死者が多いこと、中南米が現在これを追い上げていることが読み取れるでしょう。
日本を含むアジア諸国は左下の方に固まっており、あえてヨーロッパの政策を導入する理由はないことが一目で読み取れるでしょう。(中国および韓国は、図の範囲を外れております)
>>スウェーデンの新型コロナによる人口1万人あたりの死者(5.7人)を日本の人口と掛け合わせれば、7万人ほどとなります。いろいろな条件に差はありますが、第一近似では、これがスウェーデンの状況を日本にあてはめた際の死者、ということになります。
まさにその通りです。
人口の違いは、理解しなければ。