新型コロナ感染状況の8/6版です。
我が国の状況
本日正午時点での厚労省の集計(国内分)では、感染者数が昨日から1,350人増加して累計41,611人、死亡者は4人増加して累計1,025人となっております。
下の図は新規の7日平均値をプロットしておりますが、新規感染者の7日平均値の増加は、指数関数的増加が継続しておりますが、倍化日数は13日と、多少伸びております。
新規感染者の7日平均値の倍化日数は。本日は昨日と同じ12日となっております。これまでの推移は、8, 8, 8, 9, 9, 10, 10, 11, 11, 10, 10, 11, 11, 11, 10, 10, 10, 11, 12, 12, 12, 12, 12, 11, 12, 11, 12, 12, 13という形となっております。
本日の死亡者数は4名で昨日よりは低下しておりますが、新規死亡者の7日平均値の倍化日数は、ここ3日間、9, 10, 10, 8日となっていたものが、本日は9日と、多少伸びております。この先の死亡者の爆発的増加が生じないことを祈るばかりです。
世界の状況
厚生労働省の発表による世界の状況は、下図のようになりました。本日はデータはすべてそろっております。オマーンの死亡率が高めに出ておりますが、昨日データがなかった影響と考えられます。
昨日のこのブログに挿入した図をこちらにも掲載しておきます。下の図は、横軸が百万人あたりの感染者の累積値、縦軸が同じく死亡者の累積値で各国の散布図をプロットしています。
この図より、ヨーロッパ諸国の死亡者が非常に多いこと、中南米がこれに次ぐ値となっていることが、まず読み取れます。ヨーロッパ諸国は、医療崩壊を発生させたことが、非常に高い死亡率となった原因と思われます。
中南米は、最近になって感染者、死者を増加させているもので、南半球が冬を迎えたことがその一つの原因である可能性もあります。もしそうであるとすると、北半球の国々で感染が落ち着いている理由が気温によるかもしれず、この先の冬に向かう時期が要注意ということになります。
北半球の国々が夏の時期にできることは、感染拡大に備えた社会的対応の準備(法律的な対応を可能としておくこと)および夏の間に感染者数を極力下げ、冬に発生する感染者の初期値を可能な限り少ないレベルにしておくことが肝要でしょう。
多数の感染者が存在する状態で再生産数が高い値になると、その時点で爆発的な感染拡大が発生する危険もあります。現在の感染者が少ないからといって気を緩めることは禁物です。
かながわ109人。
あかん。