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中村伊知哉氏の8/10付けBLOGOS記事「没落日本がコロナ後に目指す方向は」へのコメント

中村伊知哉氏の8/10付けBLOGOS記事「没落日本がコロナ後に目指す方向は」にコメントしました。


> 日本が強みを発揮するオタク文化、マンガもアニメもTVゲームも、基本はデジタル以前のアナログものです。<

まず、TVゲームは基本的にデジタルですよ。これ、元々はマイコンなどと呼ばれた8ビットコンピュータ時代の(今でいう)オタクたちが始めた文化で、後にファミコンなどのゲームマシンで動かすようになったのですね。

アニメは、セルに色を塗るのが大変で、最初はデジタル技術でペイントすることがおこなわれましたが、今ではCGのアニメへの利用はごくあたりまえです。静止画も、液タブ、板タブといったお絵かきツールが充実しており、マニアだってこういうものを使ってプロ並みのイラストを描いております。

情報処理学会だってこれらの世界に注目しておりましたし、大学における研究も盛ん。「こだわり物理エンジン」などという優れた研究成果も生まれております。https://koyama.xyz/mitoh/index-j.html

日本のまんが・アニメ表現は、王朝絵巻から浮世絵に続く、独特の二次元化表現技術を継承しており、脳における視覚情報処理の一部を絵画表現に取り込んだ形であるように見えます。

これをデジタルアルゴリズムで実現できれば、人間が脳内で行っている簡素化処理を先取りした形で表現に生かすことが可能となり、映像伝達の簡素化など、多くの技術的可能性が開かれてくるのではないか、と個人的には期待しております。

1 thoughts on “中村伊知哉氏の8/10付けBLOGOS記事「没落日本がコロナ後に目指す方向は」へのコメント

  1. mi.mino

    なぜビジネスでうまくいかせなかったのか。
    結局、要件定義をうまくまとめることができなかったことに尽きる。
    つまりリーダが責任をもって方向性を定める。
    そうしないといつまでも仕様変更の嵐で下のものが大変に

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