幻冬舎plus(岩波明氏)の8/27付けBLOGOS記事「不倫、失言への異常なバッシングは、日本人の『空虚さ』『不寛容さ』のせい」にコメントしました。
異才の人は、最初から日本など相手にしちゃだめ、ということでしょう。
田舎のプレスリーなどになっても、誰も褒めてはくれない。田舎のプレスリーは、最後まで田舎のプレスリーなのですね。
会社の中でも、何でこの会社は駄目なんだといってみても始まらない。
自分が勤めている会社がだめだと分かれば、会社を飛び出すことを考えればよい。それができない人が、何で日本は、何でこの会社は、と思うわけだし、そういう人は、所詮は田舎のプレスリーでしかないのですね。
鳥は卵を破って誕生する、という詩がどこかにあったような、、、
ずっと卵の中にいたら、ひなは死ぬしかない。これが現実です。
つまり、いくら雇用流動性を上げても日本では経済効率性は上がることはない。
アメリカのように労働者の能力が移民から来たように低い国なら有効だが、日本のように労働者の質が世界第3位である国では効果がなく、害悪である。
まず、トップが他に追従する考え方でなく自分の判断で決めるというトップの能力つまりリーダシップを高めることが日本の経済効率を上げるために重要なことなのである。
よく言われているように、1990年代のバブルはプラザ合意による円高によるものだが、バブル崩壊は、多数の借金をしてまで投資を加熱したためである。
それも土地、ゴルフ会員権などを多く投資し、すでにピークにあるといわれているのにさらに上げていった。
つまりトップの投資方法の失敗であり、断じて労働者に落ち度はなかった。
アトキンソン氏が繰り返し書いているように、日本の労働者の効率性は世界3位であり、にもかかわらず、労働者に問題があるといわんばかりに、小泉氏は絞り上げた。
しかし、乾いたぞうきんを絞っても水はもう出てこない。
日本の効率性が悪いのはトップの能力の低さによるものだ。
しかしいまのように理由がない状況でさらに労働者を締め上げてしまえば、寛容性など出てくるわけがない。
日本の国民性の問題では断じてない。
・「アウトロー」に厳しい日本社会
そりゃそうだよ。今の時代、真面目にやっていても、少し能力が低ければすぐに「自己責任」でリストラだ。
そんな世界なのに、キリギリスで生きている人に寛容になれるりゆうがない。
私は年功序列、終身雇用がよいといっているのはそのためだ。
多少能力が低くても、とりあえず窓ぎわは用意してくれる。
1990年代のバブル崩壊は窓際に居た人たちのせいで起きたわけではない。
当時の社長等が全くセンスがない投資をしたためだ。
しかし、2000年代になってすべて窓際の人たちのせいにして(リストラ)、社長はまったく反省しなかった。だから何度でも失敗する。反省するだけなら猿でもできるというが猿以下だ。
責任がない人に責任をおしつけて、問題がある人が責任をとらない。
これが失われた20年の原因である。