BLOGOS しらべる部の9/7付けBLOGOS記事「両候補が消費税見直しに言及 泉氏『コロナ収束まで0%』枝野氏『税体系全体が歪んでいる』」にコメントしました。
我が国の所得税の最高税率は、国際的にみても決して低いわけではなく、所得税で欧州並みで米国よりはかなり高く、住民税まで入れればこれら先進国のトップレベルとなります。
問題は、個人金融資産による所得が20%の固定税率となっており、所得税の最高税率である45%の半分以下となっている点で、これが富裕層の実質的な税率を下げる要因となっています。
この問題を解決する努力も行われていないわけではなく、具体的にはマイナンバー制度により、国民一人一人の保有する金融資産を一括管理できるようにするための制度は作られつつある。
これができれば、資産収入も給与所得と一括して所得税を課税すればよく、税率という点で、給与所得も金融所得も平等になる。だけどこれに反対する勢力もあり、なかなか前に進まないのが現状なのですね。
だから野党のすべきことは、収入に対する一括課税制度の導入を推進すること。労働貴族たちの反対を押さえてでも、そうしなくちゃいけない。
簡単な話です。
税金の問題は、何をどこまで政府がやってくれるのかを明らかにしてくれないと話ができない。たとえば北欧並みの福祉を入れてくれるなら、70%でもかまわない。
しかし、今のように判子で手書きじゃないと受け付けないとか(つい先ごろも自分のことで同様のことがあったPDFで送るといっているのに)、保健所がFaxレベルでやっているという非効率な話を聞いていたり、厚生労働省ご自慢のコロナ対策アプリとか君らふざけてるのといいたくなるシステムでやっているのを見聞きすると、無駄を十分になくしてからでないと、どれほど無駄に税金を使われるかを考えてしまう。
消費税というのは、日本の物品税をヨーロッパ諸国が真似をして
それを日本に逆輸入したものです。だから元の物品税にもどすのがいい。