篠田英朗氏の9/27付けBLOGOS記事「欧州諸国は新型コロナ対応『日本モデル』を踏襲する~日本人はもう少し『日本モデル』を誇りに思うべきだ~」にコメントしました。
日本モデルには、「三密の回避」の他に「マスク」も入れておいた方が良いと思います。
特に、「マスク」に関しては、欧米には病人以外はマスクをしないのが常識であったのに対して、アジア諸国は感染防止のために健常者もマスクをする習慣があった。これが大きかったのではないかと思います。
欧米でマスクの有効性が認められたのは3月末から4月にかけてであり、この時すでにヨーロッパの一部の国では医療崩壊が始まり、多数の死者を出していたのですね。致死率は、医療崩壊によって格段に高まってしまいます。
ヨーロッパで特異的に多数の犠牲者を出したのは、マスクをしないなどの無防備であったことに加え、ヨーロッパで変異したG型が特に感染性が強かったことも理由の一つでしょう。
日本での感染拡大もG型によるものでしたが、帰国者という特定の人々からクラスターが拡大していた例が多くみられました。患者数が少なければ、クラスター対策もできるし、医療面の対応もできるのですね。
3-4月と7-8月の致死率の差は、検査の拡大、ソーシャルディスタンスの徹底など、社会的対応が十分にとられたことも影響しているのでしょうが、気温の影響も無視しえないのではないかと思います。
7-8月に中南米での感染拡大が目立ったこと、ここにきて再びヨーロッパの一部の国で感染が拡大していることも、気温に関しては要注意のサインであるように思われます。
コロナへの対応に気を付けなくてはいけないのは、ワクチンや治療薬のできるまでのこの先一年程度であり、これらが完成してしまえばインフルエンザと同じような対応をすればよいはずです。
この先少しの期間頑張りぬく、これがさしあたり大事なことではないかと思います。
>>いわば欧州諸国は「日本モデル」を踏襲する路線を進み始めているのである。
>>欧米でマスクの有効性が認められたのは3月末から4月にかけてであり、この時すでにヨーロッパの一部の国では医療崩壊が始まり、多数の死者を出していたのですね。致死率は、医療崩壊によって格段に高まってしまいます。
マスクは重要です。
>>コロナへの対応に気を付けなくてはいけないのは、ワクチンや治療薬のできるまでのこの先一年程度であり、これらが完成してしまえばインフルエンザと同じような対応をすればよいはずです。
その通りだと思います。