諌山裕氏の10/1付けBLOGOS記事「やる気がない? 新『立憲民主党』」にコメントしました。
昔の社会党には、それなりの存在理由がありました。この時代、右肩上がりの高度成長で、日本全体がどんどん豊かになっていたのですね。その成果を企業がとるか、経営陣がとるか、一般社員(労働者)がとるかという綱引きで、社会党は労働者サイドに肩入れした。
ところが、前世紀の終わりころより、先進国の経済成長は頭打ちとなり、我が国企業は海外企業との競争にさらされるようになる。そうなりますと、第一に、労働者に分配すべき経済成長の成果がなくなる。さらに、厳しい国際競争を乗り切るためには、単に企業や経営陣を敵とみなすだけでは、企業を弱体化して、労働者自身も傷つけてしまう。
結局のところ、社会主義路線は、一旦、見切りを付けて、労働者と企業とが協調して国際競争を乗り切る体制を目指さなければいけないところなのですが、これでは与党の主張と同じで、独自性が出せないのですね。
で、安易な道を選んでいるのが立憲民主党で、旧社会党の方向を目指しているように見えるのですが、その道に未来がないことは、旧社会党の流れをくむ社会民主党の現状をみればよくわかっているはず。
今の日本、課題は山積で、やるべきことはたくさんあるのですが、、、
つまり、古臭い社会主義などに拘らなくても、いくらでも、方針は立てられる。何を考えておられるのか、まったく理解に苦しむところです。
共産党と組むとか言っている人たちですから、害でしかありません。