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大串正樹氏の1/30付けBLOGOS記事「2050年カーボンニュートラル:電力改革」へのコメント

大串正樹氏の1/30付けBLOGOS記事「2050年カーボンニュートラル:電力改革」にコメントしました。


ちょっと古いニュースですが、2025年ごろから核融合発電が実用にむけて進みだすといわれております。2050年カーボンニュートラル成功のカギは、この動きを邪魔することなく、しっかりと前に進めることでしょう。

https://gigazine.net/…/20190725-nuclear-fusion-iter…/

核融合発電は、海水中にも大量に含まれている重水素とリチウムを燃料としており、かつ、核分裂と異なり、暴走のリスクも少なく、危険な放射性廃棄物をほとんど出さないという特徴があります。2050年時点では、核融合発電が発電の主役となる可能性が高く、2050年の世界は今日の技術の延長線上にはないと考えなくてはいけません。

核融合発電は、燃料費は極めて安価である一方設備コストが高いため、24.時間のフル運転が経済的にはベストとなるのですが、そうすると夜間の電力が余ってしまいます。そこでこの余剰電力を使用して水を電気分解して水素を作ることになるのでしょう。

水素はそのままでも燃料として使えるほか、燃料電池で電力に戻すこともでき、水素自動車を走らせることもできます。さらに、炭酸ガスと反応させてアルコール類が合成可能で、これは燃料以外に合成化学原料にもなるのですね。これに用いる炭酸ガスは、ボイラーや金属精錬、化学工場、ごみ焼却場などの排ガスから回収されますから、ここまでたどり着けば、カーボンニュートラルにかなり近づくはずです。政治家の皆さまにも、この動きを前に進めるよう、おおいに頑張っていただきたいと思います。

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