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Carkingdomの3/12付けBLOGOS記事「『水素は理にかなっていない』…」へのコメント

Carkingdomの3/12付けBLOGOS記事「『水素は理にかなっていない』…」にコメントしました。


乗用車の主な用途は、買い物や子供を塾などに送り迎えしたり、自宅と会社との往復といった、大した距離でもありませんから、航続距離がさほどない電池容量の小さい安価なEVでも充分かもしれませんね。そして、これが乗用車のメインストリームということになるのかもしれません。

でも、長距離ドライブを楽しみたい人やトラックなどの大型車両は、電池を用いたEVでは苦しいのではないでしょうか。こうした大容量の電力源が必要な分野にはFCVという、棲み分けができていくのではないかな?

この先、自然エネルギーの利用が増加した場合にも、あるいは、新型の原子炉や核融合が実用化した場合にも、発電量の調整が難しくなることは十分に予想され、この場合に発生する余剰電力利用技術の一つに水の電気分解による水素の発生という手段が考えられているのですね。

こうして発生させた水素は、火力発電所の燃料にしてもよいのですが、自動車燃料に使用すれば、(元が余剰電力ですから)安価な燃料ともなり得る。一応は、供給サイドと需要サイドに燃料電池車の存在意義がありますから、全く水素の出る幕がないというわけでもないように思います。乗用車のメインストリームは、普及型の安価なEVではあるのでしょうが。


ほかの方のコメントに返信しました。

牧野 剛太郎

トヨタのMIRAIを1回満充填するための水素を冷却・圧縮するだけで日産リーフを1回満充電できるくらいの電力を使うそうです、充填するだけなのでリーフなら200kmは走れる電力を消費してもMIRAIは1mも動きません。

自動車用の燃料電池は液体燃料かせめて液体窒素より高いくらいの温度で圧縮/液化できるガスからの改質で動くようにならないと分が悪いんじゃないでしょうか。


瀬尾 雄三

> 自動車用の燃料電池は液体燃料かせめて...

液体と気体の密度の違いは、実は、1,000倍程度なのですね。で、Miraiが700気圧で水素を蓄えると聞いてびっくりしたのですけど、このくらいの圧力になりますと、気体である水素ガスも、ほとんど液体燃料に近い密度になる。700気圧が使えるなら、気体燃料も液体燃料と同等のエネルギー密度になり得るのですね。

先日のビッグサイトの展示会では、Miraiの技術もいろいろと展示されておりましたが、このためのボンベの技術が注目されます。もっとも私は、これに空気なり酸素をためることもできるのでは、という点で、潜水艦に利用したら、原潜の存在理由が低下してしまうのでは、と考えた次第。

Miraiの関連技術は、結構すごいものがあります。とはいえ、いつまでも我が国企業で独占できるわけでもなく、この先の戦略策定が重要になってくるのですが、、、

1 thoughts on “Carkingdomの3/12付けBLOGOS記事「『水素は理にかなっていない』…」へのコメント

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