ABEMA TIMESの5/18付けBLOGOS記事「朝日新聞出版『AERA dot.』および毎日新聞の記者の悪質な行為であり、極めて遺憾…」にコメントしました。
朝日毎日に問題があることは確かではありますが、こんな簡単な穴のあるシステムも大問題。作った人は、ひょっとして、完全な素人ではないのでしょうか。
ナンバーに冗長度を与え、正規か正規かを判定することぐらい、そこらじゅうで行われているし、情報工学を一通り学んだ人なら、そのくらいのことは普通にやるはずなのですね。
ハードディスクだって、デジタルテレビだって、様々な情報通信にしたところで、みんなそうやっている。何で政府がそうしないかといえば、その手の知識がない人が政府の情報システムを作っているからとしか思えないのですね。
これ、幼稚園児が大型トラックを運転しているようなものじゃないですか。そういうことをやらせていること自体、大問題。情報システムというものが何もわかっていないからじゃないかと思いますよ。
こんな調子でデジタル庁など造って、いったいどうするのでしょうか。日本政府は、コンピュータなど使うことはさっさとあきらめ、電話とファックス、そしてそろばんを活用して、これからの業務を遂行し、世界と戦っていくしかありません。
返信がついております。
Isao Matsumoto
非常時だから時間をかけて丁寧に作ってる暇がない、ということも考慮に入れなくてはなりませんよ。
まあただでさえ、嫌がらせじみた妨害を記者さんがやっちゃう民度の低い国みたいですから。がちがちに権力と法で刑事罰を制定して進めないといけないですねえ。
確かに中国の独裁政治の方が優れていますねえ。認めます。瀬尾 雄三
Isao Matsumoto さん
丁寧も何も、情報工学をきちんとマスターした人であれば、この手のことは数分でできるはず。
たとえば、番号を冗長化して、適当な乱数を選んで番号と排他論理和をとってマスクし、適当に区切って加算した結果の霜の桁に0が続くように冗長部のビットをいじればよい。
実際には、CRCとか、もっと洗練されたやり方がいくらでもあって、専門家ならさしたる時間もかけずにこの手のチェックを盛り込むことができるのですね。むしろこれをやらない方が珍しい。素人丸出し、というしかありません。
そして、システムを発注する側も、業務として、少なからぬお金を投じてやっているわけで、無知無脳であることは許されることではない。幼稚園児がダンプカーを動かしている、というのはそういうことで、国民の貴重な税金が失われ、一つ間違えれば人命にもかかわる、恐ろしい行為をなしているということを自覚しなくてはいけません。
朝日か