女性自身の7/27付けBLOGOS記事「東京の新規感染者数が2848人…『緊急事態宣言って何』の声」にコメントしました。
感染者が増加していることは事実ですけど、同時に、死亡者は減少している。最近経済の世界でよく見る「K字型」のグラフを描いているのですね。
死亡者が少ないから多くの人が警戒を緩める。その結果、感染者が増える。これは、ある程度仕方のない話だと思います。新型コロナが恐れられたのは、その死亡率の高さゆえであり、墓穴を掘るのも間に合わず棺桶の山が築かれるという、当初流れた衝撃的な映像が恐怖感を煽ったのですね。感染者が増加して、死亡者が減少すれば、致死率も減る。これはワクチンの効果によるのでしょう。
もちろん、致死率が低くても、感染者が爆発的に増えれば、死者も増える。また、新型コロナウイルスが社会の広範囲に存在するということは、いつ危険な変異株ができるかわからないというリスクを伴うわけで、感染者の増加はそれ自体好ましいことではない。また、デルタ株(インド発)への置き代わりは、感染者の増加に拍車をかけるかもしれない。
だから、警戒は必要だし、人流の抑制に努める必要もある。でも、これは、社会活動、経済活動への悪影響とのトレードオフを意識して行うべきであり、少なくとも致死率の低下した今、以前ほど急速な感染抑制が求められているわけではない、という点も配慮すべきでしょう。希望は、持ち続けて構わないのではないかと思いますよ。
ワクチンガンバ