ヒロ氏の10/18付けBLOGOS記事「年収 30年横ばい狂騒記」にコメントしました。
今の我が国には、有望な投資先が少ない、ビジネスチャンスが少ないと思われているのでしょうね。だから、資金は内部留保に回すことになる。
では、給与の形で従業員に大いに配分すればよいではないかとなりましても、大いに配分する価値に乏しい社員が多い、ということでしょう。働かないおじさんに大いに配分したところで、事態はますます悪化するだけなのですね。
結局のところ、まず、無能人材の処理から始め、次いで「有能人材の引き抜き合戦」をおもむろに開始して、資金を従業員に大いに配る。そうして集めた有能な人たちが、新しいビジネスチャンスを作り、活発に投資を行う。こうしてはじめて、内部留保に資金が滞留するなんてこともなくなり、日本経済も活性化するわけですね。
これを、ただただ内部留保に大いに課税して、税金でとられるぐらいならと、企業が無駄なお金の使い方をしたところで、たしかにその場の景気が多少改善するかもしれませんけど、企業は虎の子の内部留保も失い先行きの倒産リスクを増し、かといって新しいビジネスが生まれるわけでもない。一時の花見酒なり花火大会で大いに盛り上がるといった風情で終わってみればむなしいだけの話。ばかげたことだと言わざるを得ません。
結局のところ、わが国に必要なことは規制緩和。何の規制を緩和すればよいか、もうお判りでしょう。
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