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ヒロ氏の10/21付けBLOGOS記事「トヨタに見え隠れする苦渋のEV戦略」へのコメント

ヒロ氏の10/21付けBLOGOS記事「トヨタに見え隠れする苦渋のEV戦略」にコメントしました。


『選択と集中』という言葉がもてはやされる風潮が近年あって、きっぱりと選択集中できる経営者が素晴らしい経営者であると見なされがちです。でも、選択と集中、必ずしも正しいとは言えない。選択と集中戦略は、負け戦などで資源のないとき、このままいけば破綻が目に見えているとき、いずれかのポイントにもてるすべてを集中して、ピンチを脱出する、といった場合に最も有効な戦略なのですね。

持てる資源に余裕がある一方で先行きが良く見えないときに選ばれる戦略は、『プロダクトミックス』とか『プロダクトポートフォリオ』などと呼ばれるやり方で、複数の可能性に資源を配分し、展開に応じて資源配分の軽重を見直していくという行き方なのですね。

我が国のエネルギー戦略の大失敗は、原発に集中するあまり、自然エネルギーの利用を軽視しすぎた。このようなやり方は、原発が順調に拡大してくれればよかったのですが、福島の事故のようなことがありますと頓挫してしまう。原発を選択してこれに集中した挙句にこのようなことになると、エネルギー戦略全体の頓挫に繋がってしまうのですね。

自動車の場合、EVは、たしかに現在技術の主流にあるように見える。しかしながら、そのエネルギー源である電力は火力発電にも多くを依存しており、EVなら温暖化ガスと無関係というわけでもない。要は、程度の問題であるわけで、内燃機関も効率改善次第では、温暖化阻止の最有力手段となる可能性だって残っているのですね。

ここは、『選択と集中』戦略を選ぶべきか『プロダクトミックス』戦略を選ぶべきか、まずこの点から考察し、議論していく必要があるでしょう。そして私の感覚では、自動車の未来技術に関しては、未だ不確実性が高く、現在なお、後者を選ぶべきように思われる次第です。

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