内藤忍氏の11/9付けBLOGOS記事「三越伊勢丹がデパートから『大家さん』になるのは賢明な選択」にコメントしました。
これしかし、入ってくるテナントを見ますと、MUJI、ニトリ、ユニクロ、家電量販店、ホームセンタ、大規模書店、百円ショップ、レコード屋さん、スポーツ用品店など、およそ限られたメンツが入ってくるのですね。
と、いうことは、最初のうちは、デパートをモールみたいにする効果はあるけれど、ある時点で飽和してしまう、ということじゃないでしょうか。
そして、モール業ができるのは、デパートに限られたわけでもなく、最大の競合相手がJRなどの鉄道会社になるかもしれませんし、銀行やホテルなど、駅前に不動産を持つあらゆる企業が競合してしまう。
結局のところ、不振に陥ったデパートは不動産業に転身するとしても、それ以外のところは、デパートの矜持をもち続けて、お客に夢を与える場所を提供するという行き方も、大事なことではないでしょうか。
美術品や、高級衣料は、やっぱりデパート、といわれるくらいに、たしかな品をそろえることが、まずは、デパートに求められるのではないかな? 商売は、信用が第一なのですね。デパート側がきちんとやれば、お金持ちも、きちんとお金を落とすと思いますよ。
それぐらいしかやれることがないんだろうな。