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枕詞は「ずさん」

アゴラ編集部の7/14付けアゴラ記事「冬に最大9基の原発再稼動:岸田首相が会見」へのコメントです。(ブログに追記あり)


柏崎刈羽は、枕詞が「ずさん」だったのかと思うくらいの「ずさん」のオンパレードで、全くどうかしております。

上で述べられている運転員の不祥事というのは、たぶんIDカードを借りて重要施設に入ってしまったという話なのでしょうけど、そんなの可愛いものでして、溶接不良を原因とする1600カ所に上る工事のやり直しだとか、テロ対策の不備だとか、責任者が会議に出てこないだとか、核物質防護設備の機能喪失だとか、複数の安全対策工事の未了だとか、なぜかここだけ「ずさん」のオンパレードなのですね。

まあ、他も、ばれていないだけで似たようなものである、なんてことはないでしょうね。一応、そうではないという前提で話を進めますけど。

こういう場合は、普通は、この事業所の管理運営にあたる責任者とそのサポートチームに問題がある可能性が濃厚であり、これをそっくり入れ替える、あるいは、そのチームの上に、監査チームを置くなりするという手法がとり得るのですが、何か対策したのでしょうか?

日本には、工場の管理くらいきちんとできるチームは、掃いて捨てるほど(なんていうと言い過ぎですけど)あるはず。社内に適当なチームがないならば、他社から借りてきたって良い。まずはそうした、あたり前といえる対策をしたうえで、再稼働を考えなくちゃいけません。当たり前すぎる話だと思いますけど、、、


8/19追記:こちらのニュースによりますと、本年3月の時点で対応をされている様子です。最大のポイントは、「本社の原子力部門の一部を新潟県内に段階的に移す」ということで、「4月から柏崎市内に段階的におよそ300人を配置し、機能の強化を図る」とのことです。

あとは、これらの対応の効果がいかに現れたか、その評価をしなくてはいけません。

1 thoughts on “枕詞は「ずさん」

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