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衆院選で高市自民圧勝の理由は

田中辰雄氏の2/19付けアゴラ記事「2026年衆議院選顛末① 高市自民党の勝利」へのコメント(ブログ限定)です。


中道改革連合としてはこの離脱層が狙いどころのはずである。高市氏が右派であることは明らかなので、高市氏で選挙をやれば、自民党内のリベラル派がはみ出してくるはずである。立憲民主党はそのように考え、彼らの受け皿になることを願って中道路線をとったのであろう。

しかし、この目論見は失敗した。図1-4はこの高市離脱者の投票先である。これを見ると、離脱者の中で、中道改革連合に投票した人は20.9%で2割しかいない。維新の会、国民民主党へ同じく2割程度流れており、チームみらいにも1割流れている。中道改革連合が中道を狙うなら、この離脱者の半分程度は取れればよかっただろうがそうはなっていない。

図1-4

これは面白いですね。確かに、左翼では高市自民に勝てないとなれば、中道路線というのは正解なのですが、すでに国民民主党という中道政党が存在する。中道改革連合は、「中道」を名乗ってはいるのですが、その顔触れを見れば立民であり、中道という仮面をかぶった左翼というのはバレバレなのですね。

ならば、高市自民になって、石破自民の支持者であった自民の中でも左寄りの支持者(自民党中道勢力)がどこに向かうかとなれば、中道改革連合ではなく、国民民主党となることは、自然な話でありました。このくらいのことは、最初から考えておかなくてはいけませんでした。

もう一つの面白い対立軸が「保守:革新」という軸で、維新の会は、右か左かといえば自民以上に右なのですが、保守か革新かとなりますと、革新となる。チーム未来も革新なのですね。これに対して、中道改革連合は、その主要メンバーである旧立民勢力が労組を基盤とする既存勢力を代表する存在だし、公明党は創価学会という、既存勢力そのものなのですね。そして、同じ既存勢力には、共産党や社民党もあったわけです。

自民党は、確かに保守そのものではある。だけど、高市氏を戴く自民党となりますと、これは従来とは大きく変わる、革新的な存在でもある。何かが新しく変わりそうな予感を、国民に与える効果はあったのですね。だから、保守:革新の対立軸の中では、自民党は革新サイドに寄っていたように、私には思われます。そして、今回の総選挙で示された国民の選択は、明らかに革新サイドに寄っている。これも自民圧勝の一つの要因であったように、私には思われました。

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