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イランとペルシャ、そして日本

長谷川良氏の3/4付けアゴラ記事「イラン・ハメネイ師の後継者選びが始まった」へのコメント(ブログ限定)です。


後継候補として挙げられていた人物には、ハメネイ師の息子モジタバ氏と、共和国建国者の孫であるハッサン・ホメイニ氏が含まれている。その他の有力な聖職者には、治安部隊長アリー・ラリジャニ氏の弟であるサデグ・ラリジャニ氏、専門家会議メンバーのモフセン・アラキ氏、そしてテヘランの指導者アフマド・ハタミ氏がいる。

ちなみに、イスラエル軍は1日、「次期指導者候補者の数人を空爆で殺害した」と報じた。イスラエル側は次期指導者候補者を可能な限り殺害する意向と見られる。ということは、88人の専門家会議メンバーの中で進んで指導者に選出されることを願う勇敢な聖職者が出てこないかもしれない。そうなれば、次期指導者の選出が後れ、イラン指導部が混乱に陥ることは必至だ。

イランも前途多難というところですね。誰を次期指導者に選ぼうと、イスラエルなり米国は彼の殺害に動くことは目に見えておりますから。仮に地下深くのシェルターに隠れ続けたとしても、米国にはバンカーバスターがあり、これまでの経緯を見れば、イラン上層部の情報はイスラエル側にダダ洩れ。これでは、斬首作戦の成功は時間の問題としか思えません。

その他、この記事は正しいのですが、イラン革命を指導した「ホメイニ師」と、今回暗殺された「ハメネイ師」の名前が似ているだけに、アゴラでも名前の混乱が見られます。「ハメイニ師」とか「ホメネイ師」みたいなやつですね。指導者の名前が紛らわしいのも、はた迷惑な話ですが、こればっかりは文句を言っても始まりません。ここは、書き手が注意するしかなさそうです。

むむ、この記事にもありましたね。

パリ亡命中のホメネイ師が帰国し、イランでイスラム革命が発生、1979年に現在のイスラム聖職者支配体制が始まった。ホメネイ師の死後、高位聖職者から成る委員会は1989年、2代目の最高指導者にハメネイ師を選んだ。その後、約37年間、イランはハメネイ師時代を過ごしてきた。

ところで、その他の有力候補としてお名前が出ております「モフセン・アラキ氏」と「アフマド・ハタミ氏」ですが、「荒木」さんに「波多見」さん、日本人の苗字としても違和感がないですね。ひょっとして日系の方でしょうか? もしそうであるなら、この先、日本の外交官が交渉するとっかかりになりそうです。フィリピンの「アキノ」さんみたいなこともありますから、たまたま、なのかもしれないのですが。

そういえば、ペルシャ語と日本語は、似たところがあるという印象を、大昔も受けたことがあります。ペルシャの詩人、オマル・ハイヤームの「ルバイヤート」は、戦士が酒場で酒を飲む様子を詠った作品が多く含まれる「四行詩」なのですが、その中に「酒姫(サーキー)」という人物が登場します。「酒姫」と書いて「サーキー」と読む。これ、普通の日本語としても読めなくはなさそうなのですが、この「サーキー」はペルシャ語なのですね。

ペルシャ語のサーキー、様々なペルシャの詩に登場するのですが、GoogleのAIによれば以下の通り。結構重要な役割を果たす人物の様子です。

ペルシャ文学の象徴: オマル・ハイヤームの『ルバイヤート』や、ハーフェズ、ルーミーなどの古典ペルシア詩において、単に酒を運ぶ人というだけでなく、「神の愛や知恵(美酒)を注いでくれる精神的な導き手」という神秘的な象徴として頻繁に登場します。

それにしても、酒場が詩の舞台になる昔のペルシャ、飲酒を禁ずるイスラムが支配する今日のイランからは想像もつかない世界です。

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