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ホルムズ海峡封鎖への対抗手段

アゴラ編集部の3/13付けアゴラ記事「弱体化したイランは機雷敷設で戦争を長期化させる」へのコメントです。


従来の通説は「イランは自分の石油輸出のために海峡を閉鎖できない」だった。
しかし今回イランは
・自国のタンカーは通航させながら
・他国の輸送を妨害
している。3月以降、少なくとも10隻のタンカーがイランから出港している。

この状態で、再び従来の通説「イランは自分の石油輸出のために海峡を閉鎖できない」を成り立たせるためには、イランのタンカーのホルムズ海峡通過を禁止し、海峡を通過するイランのタンカーがあれば、これが安全な位置まで来たところで、米軍が拿捕してしまえばよいのではないでしょうか。

積みだした原油は没収することとし、オマーンのミナ・アル・ファハール(Mina Al Fahal)ターミナルなどで有志国のタンカーに積み替える。これを、原油代金に相当する有償で行い、これによって得た資金は一連の軍事作戦の費用に充てることとします。

トランプさんが喜びそうな作戦ですね。ミナ・アル・ファハール・ターミナルまでは日本のタンカーもいかざるを得ませんから、ここを防衛するくらいのことは自衛艦が分担することも考えてしかるべきでしょう。もちろん、ミナ・アル・ファハール・ターミナルが危険ということになれば、より安全な位置に原油積み替えステーションを移さなければいけませんが。

面白い点は、この作戦を遂行する有志国連合に、中国が加わるかどうかが一つの踏み絵になるということ。加わらなければイランから中国に向かうタンカーも拿捕されて、積み荷の原油を転売されてしまいます。加われば、イランのタンカー拿捕に中国も協力することになリ、中国はイランに敵対する。なかなか悩ましい状況に中国が置かれるというわけです。

まあ、以上は素人考えで、法的にはいろいろと難しい面があるのかもしれません。ここは、国際法の専門家が知恵を絞って、何らかの有効な対応を考えるべきところでしょう。上の私の提案は、参考程度のほら話、とご理解ください。

それはともかく実際問題として、ホルムズ海峡に機雷を敷設したり、ここを通る船舶をミサイル攻撃するといった活動は、制空権や制海権を失った状態で、そうそう長くも続けられないように思うのですけどね。つまり、頻繁に偵察を行い、不審な活動が見られたら爆撃してしまえばよい。

ホルムズ海峡へのミサイルや無人機、海上船舶によるイラン側の攻撃が停止したら、自衛隊が機雷除去に協力することもできるでしょう。もちろん、この攻撃停止の確認は、千三つ屋トランプ氏の言葉だけで行うことはできず、より信頼性の高い手段が必要になるはずです。

いろいろ考えてみますと、今回のイランのホルムズ海峡封鎖作戦は、さほど長くは続かないのではないでしょうか。そうであるなら、備蓄の取り崩しと、一時的値上がりに対する補助金で、この危機は何とか乗り越えられるはずなのですが。

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