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フジャイラからの原油積み出し

BloomBergの3/16付け記事「UAEの主要フジャイラ港に再び攻撃、原油の積み出し停止」へのコメントです。


前回の本ブログ記事で述べましたように、フジャイラ港は3/14日にドローン攻撃を受け、ドローン自体は破壊したものの、落下物により火災が発生し、原油積み出しが一時中断しておりました。

このブルームバーグ記事は、16日に再びドローン攻撃を受けたと、次のように伝えております。

アラブ首長国連邦(UAE)の主要なフジャイラ港が再び攻撃を受け、原油の積み出しが停止した。同港はUAEにとってホルムズ海峡を通らずに輸出できる唯一のルートで、ここ最近は同施設を狙った攻撃が相次いでいる。

......敷地内の石油化学施設が無人機(ドローン)の攻撃を受け、火災が発生したとフジャイラの報道担当局が16日に発表した。事情に詳しい複数の関係者によると、予防措置として積み出し作業が一時停止したが、作業は再開された。......

フジャイラは原油と石油製品の主要な物流拠点だ。ホルムズ海峡の外側に位置するため、戦争の影響で同海峡が事実上封鎖される中、UAEと世界市場の双方にとって重要性が高まっている。フジャイラ港はアブダビの主要油田と結ぶパイプラインの終点で、アブダビ国営石油(ADNOC)の原油貯蔵施設があるほか、迅速な供給を必要とするトレーダー向けに7000万バレル以上の石油やその他燃料の貯蔵能力を備えている。船舶の燃料補給拠点としても機能している。

イラン準国営のファルス通信によると、同国軍はフジャイラおよび、UAEの他の港であるジュベル・アリ、ハリファには米軍が存在しているため、合理的な標的になったと警告していた。

この記事は、いくつかの重要な点を伝えております。第一に、フジャイラ港では、たびたび原油積み出し作業が中断してはいるものの、作業自体は行われているということ。第二に、この港付近にはすでに米軍の艦艇が展開しているということなのですね。

実施にあたってはさらに詳しい状況を把握する必要があるのですが、このような状況であれば、現状でも我が国のタンカーが自衛艦の護衛付きでフジャイラ港から原油積み出し作業を再開できるのではないでしょうか。

あり得るイランのドローン攻撃に対しては、護衛艦に備え付のCIWS(レーダと連動したバルカン砲による自動迎撃システム)により対処できるでしょうし、妨害電波によりドローンを撃退する「ドローンガン」などを試してみるのもよいかもしれませんし、ウクライナの知恵をお借りすることを検討するのが良いかもしれません。

あとは、紅海側のヤンプー港からの積み出しを軌道に乗せること。こちらもフーシ派やイランからの攻撃を受けないとも限りませんのでそれ相応の防御態勢は必要ですが、ホルムズ海峡を通過することと比べれば、相当に難易度は低いのではないでしょうか。

これらの可能性に関しては、まず情報を収集し、現状をしっかり把握して、我が国の自衛隊に許容されるレベルの安全性が保たれているか否かを判断しなくてはいけません。

何とかなりそうな気もするのですが。

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