小宮山洋子氏の6/15付けBLOGOS記事「マイナンバーへの口座のひも付け」にコメントしました。
> 現在の安倍政権が信頼できないことから、国民の全ての口座をひも付けることへの理解は得られないと思います <
本当ですか?
当局による金融所得や資産の把握を容易にする試みは日本版のグリーンカードや国民背番号制など、種々提案されてきましたけど、強固な反対に遭遇してことごとく潰えております。
これ、政権が信頼できないというよりは、脱税がばれることを恐れる人たちが多く、金融資産の把握が可能になった場合に市場に対するダメージが生じかねないとの懸念もあるのですね。
もちろんその背景には、脱税の横行があるわけで、そうだからこそ、資産把握を可能とする制度の導入が目指されているわけですね。我が国における脱税の横行は、トウゴウサンピンなどという言葉もあるくらいで、目に余ります。
この手の制度の導入に失敗したのは一人安倍政権に限らず、ノーベル平和賞まで受賞された佐藤栄作首相の失敗が、たぶん嚆矢であったでしょう。その後、折に触れてチャレンジしては失敗してまいりました。
むろん、三代にわたる民主党政権(国民には信頼されていたのですよね)でも、この手の紐づけはなされておりません。Why?
結局のところ、この紐づけをめぐる抗争は、税務当局 vs 税金を節約したい資産家の戦いであると考えるのが妥当なところです。
だから野党がマイナンバーと口座の紐づけに抵抗するのは、全く理解に苦しむ話であって、そうすることは、富裕層(それも、少々怪しげな人たち)に組する行為であることを理解しなくてはいけません。
まあ、このエントリー主が富裕層であって、かつ、税務当局にばれないような形での資産運用をなされているなら、それほど不思議ではないのかもしれません。
旧民主党の人たち、ないし野党の人たちって、みんなそんな人たちなのでしょうか??? 労働貴族なんて言葉も、耳にした記憶がないわけでもないのですが、、、
どういう人が紐付けを反対しているのか、それを反対しているのが野党に多いということから、野党を支持している人が多いということなんだろう。