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石破政権が直ちになすべきこと

高橋克己氏の7/3付アゴラ記事「『今すぐ』石破政権がトランプ大統領にすべきこと」へのコメントです。


トランプのこうした言動は、日本の実情や国益を熟知した上での助け舟ではあるまいか。こと自動車に関しては、日本は米国車に関税を課していない。アメ車が日本で売れないのは、サイズや燃費や左ハンドルのせいだとトランプが知らないはずはない。が、「馬を水辺に連れていくことはできても、水を飲ませることはできないのでございます」などと慇懃に語る石破構文をトランプは最も嫌う。むしろ「せめて右ハンドルにしてから文句を言え」と朗らかに言う方が、「もっともだ」とするのではなかろうか。

コメへの言及が、トランプ氏の日本に対する『助け舟』というご指摘は、まさにその通りだと思います。コメの輸入拡大は、普通に考えれば日本が最も飲みやすい譲歩であり、むしろそうしないのが不思議です。これは、日本人である私から見てもそうであるし、そうでないことの裏には、何か良からぬことが我が国にあるのではなかろうか、などとの邪推を抱いてしまいます。

ならばここは、首相権限で、この問題を一気に解決すればよい。JAなどにぐちゃぐちゃ言わせないためには、小泉農相の責任下で行う形にすればよい。彼に花を持たせる形になるかもしれませんけど、そういう人物を自民党が抱えていることは、来る参院選にも強力な武器になります。

なお、自動車に関して、「右ハンドルにしてから文句を言え」などということは、ひょっとすると逆効果ともなりかねず、ここは米国関係者を含む「非関税障壁解消委員会」といった組織を日本側で立ち上げ、非関税障壁の解消に取り組むという形で、同時に『非関税障壁なる誤解』を解く効果を狙えば(ここは日本サイドの内緒話ですよ)、米自動車業界への顔もたつというものです。

いずれにせよ、ことは急を急ぎます。直ちに行動に移る。これが最も重要なポイントではないでしょうか。

1 thoughts on “石破政権が直ちになすべきこと

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