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野田氏の権謀術数が招く悲劇か

八幡和郎氏の11/9付けアゴラ記事「公明党というブレーキを失った保守単独政権への懸念」へのコメントです。


自公の連立解消は、公明党側の主導でなされ、高市氏は連立継続を望んでいたのではないですか? 少なくとも連立解消が決定的になった10月10日の高市斎藤会談の時点ではそうであったように思われます。アゴラの記事では、以下のURLなどがこの旨を述べておりますね。https://agora-web.jp/archives/251011214607.html

公明党が連立解消を選んだ理由は、よくわからないのですが、一つには10/6の呉江浩駐日中国大使と斎藤氏の面談で何かが語られたのではないかなどという説も語られておりますが、私はこの説には少々懐疑的です。それが一つの要素であったとしても、決定的な要因とはなりがたいように思われます。

むしろ、自公連立解消の背景には、立民、国民、維新が玉木総理誕生に向けてまとまりそうな様子であったことが、公明党の決断を後押ししたのではないかと思います。何分、これに公明が加われば政権交代の可能性は極めて高くなります。野党連立政権と高市自民党政権では、前者が公明党の主張に近いのですね。

もちろん、この考え方は非常に甘い。つまり、維新と立民が連立政権を組むことは、その主義主張から言って、ほとんどありえない。この政権構想は、自民を揺さぶるための野田氏の作戦だったように、私には思われるのですね。これにまんまと乗せられた玉木氏が、良い面の皮であったように思えます。

そうであるとすれば、公明党も野田氏にしてやられた口ということになります。野田氏の策謀は、我が国の政治状況に数日間の不安定さをもたらし、株式市場を乱高下させるという、野党としては一定の成果を上げたかもしれませんけど、自民と維新以外の真正の野党勢力にはかなりの傷をもたらした。まあ、毎度のことであるような気が、しないでもないのですが。

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