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市場価格が(中立的)公正価格

内藤忍氏の11/25付けアゴラ記事「法定通貨を保有することの恐ろしさ」へのコメントです。


かつて我が国で金に熱い視線が向けられたのが、1979年のホメイニ師によるイラン・イスラム革命のころで、グラム千数百円の金が五千円を超す急騰が生じたのですね。で、いずれは一万円ということで、金を買うのがある種のブームになったのですが、その後20年ほど、鳴かず飛ばずになってしまった、という過去がありました。https://gold.mmc.co.jp/market/gold-price/#gold_longspan

金融工学の世界では、公正な市場で付いた価格が唯一の正当な価格で、売り買いのどちらが得と言えるものでもない、中立な価格である、という原理があるのですね。

というのは、みんながそれぞれに考えて、様々な見解からベストと考えた価格に落ち着く。それが市場価格というもので、一方的に得な取引があるなら、みんながそれを選択するため、中立の点まで値が動いてしまうからなのですね。

現在の金相場も同じ話で、上げ過ぎと考える人もいれば、まだまだ上がると考える人もいる。そのバランスする所で現在の金価格が決まっているのですね。

と、いうわけで、この手の投資は、儲かる、損するではなく、己の人生の長期プランに合わせて行えばよいのではないかと思いますよ。リスク低減には分散投資、といった方法論は、確かにありますので。

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