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日本は元よりウクライナ的立場

八幡和郎氏の11/25付けアゴラ記事「米中急接近で高市首相は米露間でのゼレンスキーの立場に」へのコメントです。


高市総理の「なり得る」発言は、中国ではなく、米国トランプ大統領を意識して発言されたものでしょう。米国をアジアにつなげておくためには、「なり得ない」とは口が裂けても言えない。なる可能性を残しておくしかありませんでした。

元より、中国の台湾進攻があれば、日本がウクライナの立場に立たされることは大いにありえたのですね。これを避けるベストの道は、中国に台湾進攻をさせないこと。台湾進攻が高いものにつくという状況を維持しなくてはいけません。

中国による台湾支配が成れば太平洋を介して、米国と中国が直接向かい合う形になる。これは、米国にとっても回避したい状況なのですね。最初からこれを回避するために、米国はアジアに軍事力を保持している。ウクライナへのロシア侵攻よりも、中国の台湾進攻の方が米国にとってはよほど重要な問題なのですね。

ただ問題は、トランプ氏が何をするかわかり難い点で、中国が台湾に侵攻しても、米軍は動かないかもしれない。この確率は、日米関係の緊密さとも関連し、これが疎遠になれば確率は上昇する。台湾防衛が米国にとってそれだけコスト高になるのですね。

ここまで考えれば、現在立憲民主党がやっていることは、我が国の安全を脅かす行為であるようにしか見えない。ここは、野田氏もよく考えて、国民に不幸を招かないことを第一に、政治活動をされることを期待したいところです。

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