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どこへ向かう? イランの政変

岡本裕明氏の1/12付けアゴラ記事「イランの行方、崩壊は近いのか?:国際社会の地図を書き換える勢いのトランプ大統領」へのコメントです。


ではイランのホメニイ(ハメネイですね)体制が崩壊した場合、どうなるのでしょうか?

予想は極めて難しいと思います。最大理由はホメイニ体制がイラン国内で弾圧を続けてきたため新体制を率いる人材も組織形成も何もないのです。シリアのように反体制派が暫定政権をすぐに作れたようにはならないでしょう。「北アフリカの春」の時の混乱と同じで、長期政権が崩れた後の国内体制の再構築はたやすくありません。また国民がイスラム教シーア派の真摯なる教徒だけに西側体制を素直に受け入れられるかどうか、またかつてアンチアメリカの巣窟でもあったイラン国民が手のひらを返したように国民意識が変わるのかはわかりません。

ハメネイ師なきイランのさらなる混乱を避けるためには、国連主導でPKOを派遣して、政治的安定と、選挙による新政権樹立をサポートする必要がありそうです。これが、ハメネイ師が亡命した後なのか、亡命前なのかで展開は異なりそうですが、国連主導のPKO 派遣に関しては、中国やロシアが拒否権を発動する可能性も高く、その場合は米軍主体の有志国連合でPKOをやるしかない。これに関しては、日本がどうするかで、少々揉めそうではあります。

イランの混乱が中露に与える悪影響も大きく、それ自体は西側にとってウエルカムなのですが、中国経済の破綻を招くようですと、彼らが世界に巨額の投資を行っているだけに、各国の市場に与える影響が懸念されます。

このような混乱を前にすれば、日本の政治的安定が大事であり、野党サイドもあまり高市政権の足を引っ張らないようにしていただきたいところなのですが、こればかりは無理な注文かもしれませんね。

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