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月曜日は「マンデー」になるか

岡本裕明氏の3/1付けアゴラ記事「イラン攻撃は正義か、悪夢か?」へのコメントです。


① 戦争は続くか? 続かない。 イランも攻撃能力が落ちているうえに、最高指導者が死亡した以上、政権へのベクトルにばらつきができ、一体化できません。そもそもイラン側に戦争指導者がいるのか、ということになります。ペゼシュキアン大統領の指導力次第ですが、反米的な行動に出れば暗殺されるのは確実なので降伏の仕方の問題になる見ています。国民に蜂起せよ、とはならないとみています。

イラン政府が米国に対して白旗を上げる、というのが最も理想的な展開ですね。

ただしここで、米国が占領軍を派遣したり致しますとアラブ世界の反発を招き、イラン国内も再び混乱状態になる恐れがあります。つまり、今回の戦争を「イスラム対米国」という形で認識され、テロを含む反米闘争が正当化されてしまうのですね。そしてこの手の泥沼化は、中東においては何度も繰り返されてきました。

ここは、今回の戦争を「非人道的な政治指導者」対「近代的人権尊重国家群」という形に定義しなくてはいけない。イランに旧来の政府に対抗できる政治勢力がないなら、これを新たに作らなければいけない。民主主義的に代表者と代議士を選ぶ。このために、公正な選挙を行って代議士を決め、元首を選ぶ作業をしなくてはいけない。必要なら、元首を信任する国民投票を実施する。

こういうプロセスがきちんとできるよう、国連主体の平和維持軍を派遣してPKO(平和維持活動)をしなくちゃいけない。まあ、こういったプロセスがきちんと実施できれば、近代人権思想にマッチした、民主主義的な政府もできるのではないかと思います。この時、元首にパーレビ元国王の御子息を選ぶかどうかは、イランの国民が決めることなのですね。

⑥ 金融市場はどうなるか? ...... 混乱、ないしプログラムの自動売買がキックインするとみています。原油、資源、金は上でしょうが、為替はわからないと申し上げます。最大の問題は北米市場が開く40時間後で真の大混乱はその時に起こるかもしれません。アメリカ市場はそもそもの地合いが悪いのです。なのでそこに悪いニュースとなれば影響は出ます。ただ、今回の問題がイランの局地的な問題だけなら回復は早いのかもしれません。

最大の問題は、株式市場なのですが、これは大幅下落と考えるしかなさそうです。「月曜日がマンデーになってしまう」という悲鳴が投資家の間から聞こえるのですが、ここでいう「マンデー」は「ブラックマンデー」の省略型。この悲鳴に、英和辞典を持ち出したりしてはいけません。まあ、そうする人も、もちろん、おられるのですが。

いずれにしても、大きく下げたらチャンス。ここしばらくは、マーケットから目が離せません。

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