コンテンツへスキップ

トランプ氏、もしや大戦略家か

CNNの3/14付け記事「ライブアップデート:戦争が3週目に突入する中、米国はイランの重要な石油輸出拠点にある軍事施設を攻撃した(原題:US hits military assets on Iran’s critical oil export hub as war enters third week)」へのコメントです。


機械翻訳した現時点(3/14 2:20現在)での「最新情報」は以下の通りです。

・重要な島への攻撃:ドナルド・トランプ大統領は、イランの原油輸出の約90%を担うハルグ島にある「すべての軍事目標を完全に破壊した」と述べた。また、イランがホルムズ海峡を航行する船舶の航行を妨害し続けるなら、石油インフラを攻撃すると脅迫した。

・イランの脅威:イランの国営メディアは、イランが自国のエネルギーインフラが攻撃された場合、地域の石油施設を攻撃すると警告したと報じた。また、ハルグ島の石油インフラに被害はなかったとも報じた。

・海峡の航行:イランは、貨物が中国人民元で取引されることを条件に、限られた数の石油タンカーがホルムズ海峡を通過することを許可することを検討していると、イランの高官がCNNに語った。

・海兵隊が中東地域へ向かう:国防総省は、通常約2,500人の海兵隊員と海軍兵士で構成される即応部隊である 海兵遠征部隊を中東に派遣すると、当局者がCNNに語った。

イランの石油の大口顧客は中国で、ホルムズ海峡を封鎖中のイランは中国向けのタンカーのみを通過させているといいます。ならば、米国としてはイランの原油輸出をできなくしてしまうというのは、一つのあり得る手でした。

この攻撃の日本への影響ですが、下図に示すように、日本の原油輸入はアラブ首長国連邦とサウジアラビアが大部分であり イランの原油輸出ができなくなったところで日本にはほとんど影響しない。世界の原油使価格が高騰する結果、他から入手する原油の価格が上がるという問題はあるのですが。

日本の化石燃料輸入先資源エネルギー庁「日本のエネルギー」より)

イランの原油輸出を止めれば、イラン経済が(そして中国も)干上がるだけで、その他の国はほとんど影響しない。一方、イランはホルムズ海峡を閉鎖して大部分の国の原油の輸入を困難にしている。ならば、まずイランの原油輸出を止め、そしてホルムズ海峡の閉鎖を物理的に解いてしまえば、今度は、イランが原油輸出できず、中国の原油輸入が不可能になる一方で、その他の国は原油の輸出入が可能となる。これは、形勢逆転、世界の大多数の国にとっては歓迎すべき状況になります。

トランプさん、やっていることは無茶苦茶に見えるのですが、なかなかの戦略家ではないでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

This website uses cookies to analyze site traffic and improve your experience. By continuing to use this site, you consent to our use of cookies.