3/19付けYahooのAP転載記事「イラン数百万バレルの原油輸出 ホルムズ海峡を約90隻が通過」へのコメントです。
香港、中国、3月19日 (AP) ー 海運・貿易データプラットフォームによると、イラン戦争が始まって以降、石油タンカーを含む約90隻の船舶がホルムズ海峡を通過しており、同海峡が事実上封鎖されている状況下でも、イランは依然として数百万バレルの原油を輸出している。
こうなりますと、先日のこのブログで提案いたしました、拿捕作戦を展開するしかないですね。つまり、こうするわけです。
この状態で、再び従来の通説「イランは自分の石油輸出のために海峡を閉鎖できない」を成り立たせるためには、イランのタンカーのホルムズ海峡通過を禁止し、海峡を通過するイランのタンカーがあれば、これが安全な位置まで来たところで、米軍が拿捕してしまえばよいのではないでしょうか。
積みだした原油は没収することとし、オマーンのミナ・アル・ファハール(Mina Al Fahal)ターミナルなどで有志国のタンカーに積み替える。これを、原油代金に相当する有償で行い、これによって得た資金は一連の軍事作戦の費用に充てることとします。
トランプさんが喜びそうな作戦ですね。ミナ・アル・ファハール・ターミナルまでは日本のタンカーもいかざるを得ませんから、ここを防衛するくらいのことは自衛艦が分担することも考えてしかるべきでしょう。もちろん、ミナ・アル・ファハール・ターミナルが危険ということになれば、より安全な位置に原油積み替えステーションを移さなければいけませんが。
イランが、自らが認めないタンカーのホルムズ海峡通過を妨害し、自らが認めたタンカーのみの通過を許すなら、米国は、自らが認めないイラン産原油を搭載したタンカーがホルムズ海峡を通過したらこれを拿捕して原油を没収し、米国が認めたタンカーはそのまま通過させる。これで、対称性が保たれるわけですね。
この仕組みの面白いところは、イランは原油を輸出できない。出荷した原油は、すべて米国に召し上げられる。イラン以外の産油国も、イランが認めないから原油を輸出できないですから、ここまでは痛み分けです。だけど、イランが認めない原油輸入国は、米国がイランから没収した原油を購入することができる。産油国の収入は断たれるのですが、原油輸入国は、産油国から買う代わりに、米国から没収原油を買えばよい。
そうなりますと、困るのはイランと産油国なのですが、トランプさんは産油国にディールを持ち掛ければよいのですね。俺たちが、ホルムズ海峡を通れるようにしてやろう、と。もちろんこれは無料(ただ)ではない。でも、産油国にしてみれば、ホルムズ海峡を通れなければ収入はゼロ。少々お金がかかっても、トランプさんの言うことを聞くしかない。で、イランのホルムズ海峡妨害組織壊滅大作戦が敢行されるというわけです。
まあ、最後に機雷除去に日本が協力するのはありですけれど、さすがにこちらはタダで引き受けるべきでしょう。商売は、「損して得取れ」ですよ。目先の利は追わず、長期的な利益を重んじる。これが、商売で成功するカギなのですね。高市さんだって、大阪商人の知恵の欠片くらいはお持ちじゃないかな。
トランプさんは、その辺がわかっていない、ような気がいたします。
その他、サウジアラビアの紅海側の港湾都市、ヤンブーが攻撃されたとのこと。ここ、サウジ東部からのパイプラインの紅海側の終点なのですね。ここから原油を輸出すれば、ホルムズ海峡を通らなくて済む。そのむねを先日のこのブログに書いたのですけど、イランの誰か、まさかこのブログを読んでいるのではないでしょうね。まあ、中東の方なら、だれでもご存じの情報なのでしょうけど。
で、大事な点は、サウジのヤンブーとUAEのフジャイラの安全を、まず米国が守る。そしてこれが安全となったら、日本の自衛隊なり、韓国軍なり、その他の原油輸入国の軍隊がこれを守る。こうすれば、トランプ氏の先の要求、「原油輸入国は軍艦を出せ」に各国が応えることになる。平和が保たれた状態で日本タンカーの警備に自衛艦が行くなら、憲法上の問題はないはず。高市さんはトランプさんに貸しをこさえ、トランプさんの威厳はきっちり保たれるうえ、産油国にも、原油輸入国にもありがたい話となります。米国の威光はいやがうえにも高まり、MAGAが実現する。トランプさんが打つべきは、こういう作戦ではないでしょうか。
まあ、そういうことを高市総理が関西弁でまくしたてれば、トランプさんもその気になるかもしれない。ここは一丁、大芝居を打ってもよいかもしれませんよ。三方一両得の大芝居、結果は見てのお楽しみ、です。