コンテンツへスキップ

ディズニーランドの入場券、ってこれも詐欺

ディズニーランドの入場券をご獲得になりました!」ですとぉ!

楽天からの怪しいメールと題したエントリーを数日前に書きましたが、これもその一種ですね。くれぐれも喜んで、変なところをクリックしないようにいたしましょう。

以下にその本体部分を引用します。全体に日本語が怪しいのですが、赤字にしたところが特に面白い。

お客様のご愛顧頂き、ありがとうございました。

★楽天市場と東京ディズニーランドの共催によりご提供した無料のプレゼントが以下のように、ご抽選されて当たった!おめでとうございます。東京ディズニーランドまたは東京ディズニーシーのファミリーセット券(それぞれ以下のチケット四枚を含む)

大人(18才以上) 两枚

中人(中学生/高校生) 一枚

小人/幼児(4才以上)/小学生 一枚

※以上のチケットは楽天市場とディズニー会社の共催による無料プレゼントで、いずれの料金が必要なく、ご安心下さい。

●今回のプレゼントチケットは、楽天市場会員ユーザーからランダムで抽選されることになります。楽天市場のご応援頂いた感謝の気持

ちとして、こちらは最も楽しい時間を贈り物などにご利用ください。

●あなたのチケットコードは、ED2017CM18O0049360JP となります。

●これを大切な人にプレゼントとしてもご利用頂けます。

●受け取り方法は二つで、宅配便またはE-mailの受け取りが可能とご利用ください。

≪手続き方法≫

(1)以下のurlから登録テキストをダウンロードすること。

(2)テキストにチケットコード及び個人情報をご記入した上で、下記のE-mailへ出してください。対応として三日以内でプレゼントをご発送します。

E-mail:tickets@mail.disney.co.jp

テキストのダウンロードは以下のurlをクリックしてください:

http://www.tokyodisneyresort.jp/special/giftapplication/download.html

※ギフトパスポートの券種変更は、パーク窓口にて受け付けております。

※個人情報が出したら、ご変更することができません。正確にプレゼントがお手に届くように、真面目に住所またはE-mailをご記入ください。

※テキストの中には、12月18日(土曜日)日から12月26日まで、いずれの一日間でご入場頂くようにご指定頂けます。

誠に感謝の気持ちを込めて、クリスマスを前もっておめでとうございます。

(C)Disney

(C)楽天株式会社

ƱU�8�

「两」はリャンと読みまして、2の意味。麻雀をやる方はよく使う用語で、二万をリャンワンとかいう、アレです。

中国語の数の数え方は、イー、アル、サン、スウ、ウー、リュー、チー、パー、チュー、シーで、数字としての2にはアールを用い、量詞の前につく場合はリャンを用います。

似た文字に「両」がありますが、これは別の文字で、こちらは重量の単位(唐の時代で37.3g)であるとともに、金や銀の重さをこの単位ではかりましたことから、通貨の単位としても使われております。千両箱など、我が国でもおなじみですね。また、車の付いたものを数えるときの量詞(「輌」を簡素化した文字)としても使われます。日本語では、两と両の双方の意味に「両」を用いています。

まあ、いずれにいたしましても、このメールは中国の方が作成したことはまず間違いない。

もちろん、これが本物のメールで、麻雀狂いの楽天社員の手になるものである可能性も、一兆分の一くらいの確率であるかもしれないのですが、、、

その他「【重要】カスタマセンターからのご案内【楽天カード株式会社】」というメールも、毎日のように届いております。

これらのメールのToフィールドには、いずれも(ディズニーのものも含めて)いくつかのアドレスが記入されております。

これらのアドレス、ふつうなら同じアドレスにしそうなものなのですけど、それぞれが異なっており、コレクションすればかなりのアドレスのリストができてしまいそうです。

ひょっとして、これってやばい行為なのかもしれないのですが、、、


二万をリャンワンというのは、ひょっとすると正しい言い方ではないかもしれない。何分、牌の表面に「二萬」などと書かれております。これは、「アルワン」と読むしかなさそうです。

万が二つだからリャンワンというのはダメですよ。アルシーアル麻雀というのが我が国のマージャンの公式ルールなのですが、この「アルシーアル」は22の意味、「二十二」だから、「アル・シー・アル」になるのですね。

おそらくは、他の記号の2の牌を「リャンピン」とか「リャンゾー」などと呼んでおりますことから、そのつながりでワンツもリャンワンと呼んでいるのではないかと思います。

これが日本独自のいい方か、本場中国でもそう呼ぶのかは、私にはわかりません。どうでもよいようなことですけど、ちょっと気になりますね。


むむっ、「二枚」をグーグル翻訳で中国語に翻訳すると「二枚」(アールメイ)になりますね。

もちろん文法的に正しいのは「两枚」(リャンメイ)なのでしょうが、「二枚」でも中国語として間違っているとまでは言えないのかもしれません。

そうしておけば、多少は騙される人も増えたでしょうに、などと、余計なことを考えてしまいます。


2017.12.9追記:本日もまた来ております。

Toフィールドのアドレスは一つになってしまいました。

クリックさせる部分は以下のようになっております。アンカーテキストリンクアドレスに記述されているサイトが全然違いますことにご注意ください。

<a href=3D"http://ug.rjmdreamweaver.com">https://www.rakuten-card.co.jp/ guide/securityinfo66667</a>

このサイトは、三菱UFJ信託銀行へのフィッシングメール注意情報にありますものと同じですね。多分同一犯なのでしょう。

今回のメールは、なんとなく変な印象は受けますものの、日本語は洗練されてまいりました。日本語ネイティブの人間が犯行グループに加わった、ということかな?

そのくらいのことは、最初からすればよいような気がしないでもないのですが、、、