面白い、なんていうと顰蹙モノかもしれませんが、ちょっと興味を惹かれるニュースがありました。本日はその紹介と、コメントなどを、、、(青字は上記記事からの引用部です)
中国の四万五千人にも上るハッカーが、八月十五日前後に日本のサイトへの総攻撃を計画敵勢力は45,000、というわけですか。かなりのものですね。
日中間の「ハッカー戦争」は九年越しで、最近は日本側から返り討ちにあうなど、中国側が劣勢我が方の戦力もなかなか優秀であるようです。
攻撃を呼びかけているのは、中国最大のハッカー集団「中国紅客連盟」これって、おおっぴらに存在しているのでしょうかね。中国政府、取り締まらないのかな? まあ、投石デモも大目にみていたくらいだから、これも「愛国無罪」でしょうか。
紅客関係者が文匯報に語ったところでは、日本サイトのセキュリティー技術は相当高く、ページを改竄しても数分後には修復されてしまう。攻撃中に防衛がおろそかになって、反撃にあい、サーバーまで破壊されてしまう実際、ネットカフェから日本への攻撃中、反撃にあい、ネットカフェのパソコン五十台が全部ダウンしたこともあるという。
なんか、呪文詠唱中は防御力がなくなる、という魔法使いの世界みたいですね。
新華社系国際時事週刊紙・国際先駆導報による日中ハッカー大戦争の歴史認識は、
・抗日戦争勃発(ぼっぱつ)六十周年の一九九七年、広州のネットユーザー数千人が日本の首相官邸へ一斉にスパムメールを出したのが始まり。・二〇〇〇年一月には南京事件をめぐり、元日本兵が、大虐殺を行ったと名指しした元上官から名誉棄損で訴えられ、敗訴した「東史郎裁判」結果を受け、攻撃を活発化。・〇一年の小泉純一郎首相の靖国神社参拝で、ハッカー攻撃は最高潮に達した。・その後、日本からの反撃が強まり、〇四年七月には「尖閣防衛連合会」ホームページが「釣魚島は日本のものだ」と書き換えられたほか、データが削除された
ということです。我が方のハッカー軍団もなかなか隅にはおけませんね。
中国国内では…ネット戦争の背景には政府の影…国家と国家の技術力の戦いとみる向きもある。
これ、本当ですかね。日本政府が、我が方のハッカーをバックアップする可能性、ありますかねえ?
まあしかし、クラッキングという技術が存在する以上、これを国際紛争の解決手段として利用する可能性は、当然あるわけでして、この先、戦争などということになれば、互いのクラッキングも盛大に行われるに違いない。
政府もこのくらいのことは読んででいるはずで、極秘裏にクラッキングの研究を進めていて「クラッキング許可証を持つ男」なんてのやら、国家錬金術士ならぬ国家ハッカーなんてのも、探せばゾロゾロ出てくるかもしれない。中国側の紅客も、それに近い存在なのかも、、、
でもって、政府機関への攻撃が始まったとなれば、攻撃は最大の防御、ちょいとチカラを、なんてことにも、なるかもしれませんね。ふうむ、これはやはり、国家対国家の戦いかな?
まあしかし、国家主催のハッカー戦争、仮にあったとしても、攻撃対象がプロパガンダサイトに限定されるなら、どちらが勝っても、あまり大きな被害は出ないし、人命も失われません。失われるのは面子だけの、良性の戦争、といえるでしょう。
おまけに、ハッカー大戦争で培われた軍事(?)技術、一般の情報機器のセキュリティ技術としても有益で、民間への転用も大いにありえます。研究費、無駄にはなりません。
これは、公的に行われていた場合の話ですが、逆に、暴力団などがこの戦争の主体だとすると、培われたクラッキング技術、犯罪に利用される可能性もあるわけで、これはちょいとマズイ。やはり、国家間の紛争、政府の手によって粛々と進めていただかなくてはいけませんね。
実のところこの勝負、政府がどの程度関与しているのか、よく判らないのですが、対中国戦、サッカーに引き続き、ハッカーの方でも頑張ってもらいたいところ。まあ、試合内容も良く判らない、という難点もあるのですが、、、