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小泉ヒットラー説、それなりに、説得力が、、、

総裁選で、小泉さんを「ヒットラーみたい」と非難したのは、抵抗勢力、党内意見を切り捨てて改革路線を進める小泉さんを独裁者だと非難したんでしょうけど、小泉さんをヒットラーになぞらえる、という説、なかなか説得力のある説ではあります。

「感動しました」は、相撲の話だから、まあ、良いのですけど、全体に、小泉さん、感情に訴えるところが多く、理性に訴える部分が少ないことに気が付きます。そこが、小泉さんの魅力ではあるのですが、感情に訴える政治、これこそ、ヒットラーの全体主義、危険な政治手法ではあります。

感情に訴える政治の一つのパターンは敵を作ること。理解しやすい敵を攻撃すれば、国民の共感を得て、支持も高まるというもの。この敵、抵抗勢力に始まり、メガバンク、北朝鮮、道路公団、と止まる所を知りません。まあ、これらの「敵」それなりに問題のある人たちなので、これを責めるのに異論はないんですけど、「イラク」なんてのが出てくると、そこで、はたと、困ってしまうんですね。

感情に対抗する武器は知性。民主党がマニュフェストを持ち出したのは、当を得た作戦です。今度の選挙、二千数百年の時を隔てて、プラトンとアリストテレスの対立が再現される、なんていうと、ちょっと言いすぎかな?

そこまでの哲学を今の政治家に要求するのは、無理があるかも知れないし、、、