通信技術利用のあり方で、社会的に不適切と思われるケースをいくつか扱いました。
コミュニケーション、つまり、人と人とが、情報を伝え合うこと、これは、社会が成り立っている基本なんですね。おまけに、人が人でありえるために、つまり、知能を持つために、コミュニケーションは欠かせないものなんです。
コミュニケーション手段の特性は、コミュニケーションの内容に影響を与えると、マクルーハンは指摘しています。つまり、社会や人のあり方に、コミュニケーション技術は、影響を与えてしまうんですね。
そんな大変なものでありながら、新しく生まれ、急速に広がっている技術、電子的なコミュニケーション技術が、人と社会にどんな影響を与えるか、あまり真剣に考えられていないように思われます。
少なくとも、社会的に問題と思われる行為が現に行われていながら、社会の対応は、後手に回っている。
まあ、前例重視の役人に、新しい技術を論じることが土台無理、なんですけど、何とかできないものなんでしょうかねえ、、、