以前にもこの日記に書いたことがありますけど、昨日も、夕方の新幹線から見た夕日、眩しかったですねえ。これは、大気が澄み切っていたから。台風27号崩れの低気圧、そこら中で猛威をふるいましたけど、良いこともしてくれる。南太平洋の澄み切った空気、日本に届けてくれたのですね。
大宮から向こうに見えた山は、多分富士山、で、コイツが、宇都宮あたりでも、小さく見えるのですね。多分、富士山だと思うけど、、、
で、その太陽ですけど、核融合炉、なんですね。前にも書いたけど。このデザイン、驚くべきものである、なんてことも書きましたけど、ひょっとして、これ、人工的にできますね。で、どうするかといいますと、、、
まず、ブラックホールを一つ調達します。たとえば、月くらいの質量を持つパチンコ玉位の大きさのブラックホールを想像しましょう。
ブラックホール、見つけるのは大変ですけど、他の天体の運行に影響する。正確な位置は、その後ろの星座が歪んで見えることで割り出せます。ま、ここは、火星あたりの天文台が見つけたとしましょう。
で、コイツを火星の寒冷対策に利用しようとの一大プロジェクトがスタート、ロケットを飛ばしてブラックホールを引っ張ってきます。ま、ロープでも投げてやれば、引力で引っ張れるはず。
重いですからこのロケット、ものすごい推力が必要です。多分、ゆっくりと、時間をかけて引っ張ってくることになるのでしょうね。
タグボート、が良いかな? タグボートというのは、推力の大きな小船でして、大型船が港に出入りするとき、小回りの効くタグボートが押してやるのですね。
で、火星のタグボートは大型の宇宙船を離着陸させるときに使う。あのスペースシャトルの補助エンジンみたいな奴を想像してください。で、これを運転するのは、飲兵衛の船長。ま、お約束ですね。
ありそうな冒険は、ブラックホールにロープを投げ込んだまでは良いけど、そのロープでタグボートが引っ張られ、ブラックホールに吸い込まれそうになる。船長なり、他の乗員がナイフ片手に宇宙に飛び出して、ロープを切りにいきます。
周囲では、ブラックホールに吸い込まれるモノが多く、大いに怖い思いをするのですね。ボートのアンテナくらい、折れて吸い込まれると、迫力ありますね。散々怖い思いをして、任務を無事果たして操縦席で船長に報告、ふとパネルを見ると、そこには、ロープ切り離しのボタンがしっかりと、、、
乗員「そのボタン、ひょっとして?」
船長「あ、そうだった。これ押しゃロープ、切れたんだ」ちゃんちゃん♪
で、何とか、火星の衛星軌道にブラックホールを乗せたと思いねえ。
次にすることは、そこに水素ガスを吸い込ませること。もしかすると、重力エネルギーで核融合反応が始まるかもしれませんが、小さなブラックホールだと、それは無理。で、水素原子を、加速器を使ってぶち込みます。いい加減エネルギーが蓄積されると、あらお見事、核融合反応の開始です。
次にすることは、太陽電池のパネルで、このパチンコ玉の周囲を囲う。ま、火星の気温を上げるために使うなら、火星を向いた面は穴を開けておけばよろしい。で、発電した電気をマイクロウエーブで火星表面のアンテナに送るわけですね。
さて、この技術を使うと、大災害のSFが一つ書けますね。
このブラックホール、何が恐ろしいかといって、その重さ、月ほどの質量があるのですから、落ちてきたら、もう大変。おまけにブラックホールですから、周囲のあらゆるものを飲み込んでしまう。
飲み込む際に発生する重力のエネルギーで、コイツはますます熱くなる。火星が太陽みたいになってしまうのですね。地球温暖化、急速に進む。多分、小惑星も次々と飲み込み、火星の軌道が微妙に変化する、それが離心率の大きな楕円軌道になったりすると、他の惑星のすぐ近くを通ることも、、、
木星に接近して、木星の大気を吸い込んだりすると、ますます輝きを増しますね。お話は派手な方が面白いですから、あちこちの惑星に接近することにしましょう。
コイツが小惑星を飲み込み始めたときには、先々どうなるか計算できる。で、地球に接近します、な~んて計算結果が出てきて、危機感が高まるのですね。
さて、このお話の結末は、どう付けましょうか。ミサイルでも発射して軌道を変え、宇宙のかなたに弾き飛ばす、なんてのが常道ですけど、それじゃ面白くない。こんなのどうかな?
名古屋駅前のパチンコ屋で、すってんてんになったオトコが一人。最後の玉をはじくのですが、願いむなしく、玉は台に吸い込まれていく。で、ふと脇を見るとパチンコ球が一つ、微妙な光沢に輝いています。
これは良いとオトコは手を伸ばす。輝きが異常に増します。「なんじゃあ、コイツは」オトコはひるむけど、えいやっと、手を広げて玉を掴み、受け台に乗せてはじくのですね。で、コイツも台に吸い込まれる。
くそっ! オトコは小さく呟くと店を出、ひしゃげたタバコをくわえ、ポケットに手を突っ込んで巷の雑踏に消えていく。な~てのはどうかな?
パチンコ台の穴、有り金残らず吸い込んじゃうブラックホール、というオチで、最初の方で、ブラックホールの大きさをパチンコ玉大、と伏線も張っているのですが、なんか、ギャラクシーエンジェルなみの、つまらないギャグですねえ、、、
ま、もう少し考えてみよう。