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秋葉変貌

昨日某アニメDVDを求めて秋葉原に行ってきました。お目当ては、先月出たばかりの「涼宮ハルヒの憂鬱DVD Vol.7」なのですが、他をあたってもどこにもないのですね。上にはアフェリエイトのリンクを貼っておきましたが、軒並み売切れですね。でもさすがは秋葉原、しっかりありました。

秋葉のアニメ事情、といいますか、目に付いたのは、ときめきメモリアル。現在放送中のこのアニメ、さほどDVDが売れそうにも思えないのですが、Vol.1を最近発売したということで、販促に力を入れているのかもしれません。

ちなみに、店内にかかっていたBGMはハルヒオープニングの「ハレハレ愉快」。こちらは、確かに先月末Vol.7が出たばかりといいましても、ほぼ完売に近い状況。宣伝する必要はあまりないのですが、カウンターのところにはハルヒのあかんべーする姿が、、、あまり宣伝しないでほしいですね。

ま、ハルヒDVD Vol.7も、すぐに通常版が発売になるでしょうし、ここで手に入れたからどうということもないのですが、ないと欲しくなるのが人情、というだけの話でして、早い話、ここでご紹介する理由もさほどありません。話の前振り、ということで書いているのですが、、、

さて、秋葉で驚きましたこと、その1。とにかく混んでいること。交差点では信号待ちの人が多すぎて、歩道を溢れんばかりの状況です。いまどき、家電、情報機器を買うなら、何も秋葉なんぞに来なくてくても、大型安売り店がそこいら中にあるわけでして、アニメ関連グッズを求めての人込みなのでしょうか。

なんか、大昔、ああ女神様OVA版が出た頃の、ベルダンディーの大きな顔がヤマギワのショーウィンドウを飾っていた頃が懐かしい気がいたします。あの頃は人込みも少なく、牧歌的な時代であったものだよなあ、などという思いを抱くのですね。

秋葉で驚きましたこと、その2。開発が盛んです。駅裏のヨドバシ旗艦店や駅前の巨大なビルは以前話題となっておりましたが、ヤマギワソフト館手前の交差点のあたりにも、巨大なビルが建造中です。これ、何になるのでしょうか。

それにしても、昨今の秋葉ブーム、どうも上滑りしているような気がしてなりません。確かに電気のパーツは秋葉にくれば大概のものがそろいますし、アニメ関連グッズも他で手に入らないものがここでは手に入る。

しかし、Linuxの出始めの頃のように、IOボード個別のマニュアルが付いていない市販のPCでは設定が難しい、などという背景があればPC自作にも意味があったのですが、最近ではその必要性も薄れているように思います。コストにしたところで、最近では完成品のPCも安くなっておりますし、ボードから組み立てたからといって、さほど安くPCが手に入るわけでもないのですね。ま、趣味、ならわかりますが、、、

また、最近の秋葉はアニメの町として脚光を浴びているのですが、最近では新星堂などの大型ソフト店舗におきますアニメ関連商品の品揃えもかなり充実していますし、アニメイトの支店もあちこちに増殖中です。秋葉に来なくちゃならん、などというのはよほどのレアなグッズを求めてのこと。

まあしかし、そのムードを楽しむといいますか、冷やかしといいますか、まあ、観光客気分で最近話題の街、秋葉をぶらついてやろう、などという人たちが増えるのもまた理解できること。実際問題、京・鎌倉の古寺を訪ねる人の多くは、仏教に関心を持ってのことでもないのですね。

でも、そんな理由であれば、秋葉への関心の高さがすなわち日本のエレクトロニクスとアニメへの関心の高さにはつながらないように思います。単に流行を追っているだけ、という側面もありそうな感じを受けるのですね。これは、産学連携などをうたうダイビルなどの秋葉再開発の理由付けに、多少の危惧を感じさせる要因でもあります。

とはいえ、この混雑、伊達に込んでいるだけではない、のもまた事実。アニメDVDの販売フロア―もえらく込み合っておりますし、キャッシャーにも立て続けにお客が並んでおります。

ふむ、これは確かに、アニメDVDの売れ行きは着実に増加しそう、、、ま、トムスにマーベなどというアニメ製作会社株への投資も、あながち間違いではなさそう、などと心強く感じさせる一日でもありました。