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マクロスFでの英会話のお勉強も最終回です(#2)

前回に続き、「マクロス・フロンティアで英会話のお勉強」を続けます。

ランカ:Remember! Because you... Because you were there for me, I was able to fly! Because you gave him strength, so was Alto-kun able to fly! So... 思い出して。シェリルさんがいたから、シェリルさんがいたから、私は飛べたの。シェリルさんが力をくれたから、アルト君も飛べたの。だから、
アルト:Sheryl... シェリル
シェリル:Alto! アルト
アルト:Didn't you say you wouldn't give up no matter what? I sure haven't given up. So... So come on, Sheryl! You are... You two are... My wings! おまえ言ったろ、絶対にあきらめないって。おれはあきらめていないぜ。だから、だから来いよ、シェリル。おまえが、おまえたちが、おれの翼だ!

これはこれですごい文句ではあります。先々、いろいろと問題になりそうなせりふ、という意味で、、、

ランカ:So let's fly again, Sheryl-san! だから、もう一度飛ぼう、シェリルさん

と、ランカがシェリルに手を差し伸べ、頭から腹部へと手を動かしますと、あら不思議、なにやら紫色の光がシェリルの体を取り囲み、脳にありましたV型感染症を引き起こす細菌が腹部へと移動してまいります。これでシェリルはランカ同様、健康体にしてバジェラとコミュニケートできる体になった、ということでしょう。

シェリル:Ranka-chan... Alto... ランカちゃん、アルト、、、

というわけで、セイラームーンも顔負けの変身シーン。といいましても、この部分のお話は脳内のお話ですからなんだって可能なわけですね。唯一の例外は、実在のシェリルの肉体において脳に巣食っていた細菌が腸に移動したという事実なのですが、この細菌はニューロンに相当するものですから、脳内の作用に伴い物理的な変化が引き起こされたところで、何の不思議もありません。

一方、マクロスクォーターからメッセージが発せられます。この説明は、少々弱いような気がいたします。あるいは、ストーリーを少々はしょっているのかもしれません。ともあれ、マクロスクォーター艦長の檄(げき)が全軍に発せられることとなります。

艦長:To all soldiers on this battlefield, the Vajra are not our true enemy. Glalxy is! Grace O'Connor and her minions who've taken over the Vajra Queen are our true enemy! All ye who have pride in yer wings, Onward with us! この戦場にいるすべての兵士に告ぐ。バジェラはわれわれの真の敵ではない。ギャラクシーだ。バジェラの女王をのっとったグレースオコナーたちこそが、我らの真の敵だ! 己が翼に誇りをもつものよ、我らとともに進め
ミーナ:Sound wave source coodinates confirmed! サウンドウエーブ、座標を確認
ボビー:HERE WE GOOO!!! いっくぞ
キャシー:Concentrating pinpoint barrier on main cannon body! ピンポイントバリヤー、主砲本体に集中
ボビー:Go, Princess! うりゃー、姫ー!

もちろん、「姫」とは名女形、アルトのことです。マクロスクォーターの主砲で通路を確保したアルトはバトルギャラクシーの船体に丸い穴を開け、ランカのいるところにやってまいります。

アルト:RANKA! ランカ~!
ランカ:Alto-kun! アルト君!

と、いうわけで、アルトはランカを無事救出いたします。まあ、ランカの救出ならブレラでも良かったような気もするのですが、これではお話の展開上、少々困ったこととなります。

一方、これを横目でにらんだグレースは、マクロスフロンティアのアイランド1に向けてビーム砲の集中射撃をいたします。アイランド1は、マクロスフロンティアの全住民が乗っていたのですね。

この攻撃を防いだのが、なんとバジェラ。ここにいたっては、バジェラはグレースの指示に従うのではなく、ランカ、シェリルの側に立って動いております。以下はVF25に乗ってこれを見ていたアルトとランカの会話です。

アルト:The Vajra... protected it for us?! バジェラが、、、守ってくれたのか?
ランカ:Thank you all... ありがとう、みんな
アルト:Ranka? ランカ?
アイ:キ~
アルト:It can't be... まさか
ランカ:Ai-kun! It reached you! The song! My and Sheryl-san's song! アイ君! 届いたの、歌が! 私のとシェリルさんの歌が!
ランカ:The Vajra have feelings, too. But they're really different from ours. They couldn't understand why humans are so chaotic, with everyone doing different things. So the Vajra were trying to rescue me, since I could sense fold wabes, from the bizarre human race. But by feeling how Sheryl-san's singing voice is different from mine, they learned that each one of us is different... that we're creatures who can't get along unless we clearly communicate our feelings. They finally understood. So, Everyone! Hold me! Until... the edge of the galaxy! バジェラにもちゃんと気持があるの。でも私たちとはすごく違う。人間は何でこんなにばらばらで、みんなで違うことをしているのか、理解できなかった。だからバジェラは、得体の知れない人類から、フォールド波の通じる私を助け出そうとしてくれてたの。だけど、私のほかに私とは違うシェリルさんの歌声を感じることで、私たちが一人一人違うんだ、ってことをわかってくれたの。ちゃんと気持を伝えなければ、わかりあえない生き物なんだって。やっとわかってくれたの。だから、みんな、抱きしめて! 銀河の、果てまで!

と、いうわけで、この壮大にして複雑なマクロスフロンティアのストーリーすべてに説明を与える、ランカの長い長いせりふに続き、ランカの名曲「星間飛行」が始まります。ま、名曲「星間飛行」のほうは、すぐに終わっちゃうのですが、、、

攻撃のほうは、例の次元断層が邪魔になるのですが、なんとバジェラが穴を開けてくれます。

司令官:All forces, follow the Vajra!!! 全軍、バジェラに続け!

まあ、この先は、マクロスクォーターの主砲が壊れたりするアクシデントもありますが、ここまでくれば、もう、勝負は見えております。クランからミシェルの銃を託されたアルトの一撃の下に、グレースはあえなく最期を遂げます。

この間のくさいせりふ群はここでは省略することといたしましょう。なにしろこれらのせりふは、英会話、という意味では全く実用性がありませんので。

と、いうわけで、バジェラ母星に無事着陸したマクロスフロンティア。海辺の草むらでランカとアイ君が戯れております。そこにシェリルがまいります。

シェリル:Ranka-chan! ランカちゃん
ランカ:Sheryl-san! シェリルさん
ランカ、シェリル:Alto-ku... Alto- アルトく、、、

アルトはなぜか壊れかけた機体からIFFで脱出いたします。

アルト:This is a sky... that Sheryl and Ranka opened up for me... A real sky. これが空、シェリルとランカが開いてくれた、本物の空

シェリル:The fool is flying off somewhere. 馬鹿が飛んでくわ
ランカ:Um, Sheryl-san, I won't give up! In singing...or in love. あの、シェリルさん、私、負けません。歌も、恋も
シェリル:I'll take that challenge. 受けてたつわ

このときのシェリルの手に注目。ランカが「きらっ」(“twincle”)とやるときの、中指と薬指を曲げる、あのサインをしているのですね。

ランカ:Sheryl-san. シェリルさん
ランカ、シェリル:This is where it all begins. ここから始まるんだね

と、いうわけでハッピーエンドになりました。

マクロスフロンティアは、ストーリーが四方八方に発散し、一時はどうなることかと思いましたが、何とかまとまりました。まあ、その分、最終話では登場人物が理由を説明するといった、少々苦しげなストーリーとはなりましたが、この壮大にして複雑なストーリーにきちんと結末がつけましたことは、たいしたものであると思います。

これを使いましての英会話のお勉強のほうも、だんだんに形式が整備され、読みやすくなってまいりました。マクロスFに匹敵するようなアニメが将来出てまいりましたら、改めて、この手の試みをしてみたいと思います。それまではしばし、惰眠をむさぼることといたしましょう。

長い間のお付き合い、ありがとうございます。


2016.6.12追記

ご注意:ネット上に公開されているマクロスフロンティアは著作権者に無断で公開されているものが大部分であり、本ブログに掲げたURLの相当部分は既にリンク切れとなっております。原作にご興味のある方は、以下のDVDをご手配ください。

1:第1話収録
2:第2, 3, 4話収録
3:第5, 6, 7話収録
4:第8, 9, 10話収録
5:第11, 12, 13話収録
6:第14, 15, 16話収録
7:第17, 18, 19話収録
8:第20, 21, 22話収録
9:第23, 24, 25話収録


2018.3.2追記:マクロスFで英語のお勉強シリーズです。新しいものから過去に向かってリストアップしています。古くなるにしたがって、内容は貧弱になります。話の筋は逆になってしまうのですが、英語のお勉強をされるのでしたら新しいものからどうぞ。

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