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大年増

石原慎太郎氏の「厚化粧の大年増」で思い出しましたのが曲亭馬琴作になります黄表紙「世諺口紺屋雛形(よのたとえこうやのひながた)」です。

これ、宣伝のパロディなのですね。この手のコンテンツに無粋な言葉は不要。その一ページをご覧ください。

素人玄人の大年増

野暮を承知で解説しておきますと、「黒と白との大ど縞」という織物の宣伝文句と「玄人素人の大年増」をかけた洒落。ここでいう玄人とは吉原などにおりますその手の女性を意味します。馬琴の言葉は、まあ、あまり面白くもないような感じもいたしますが、、、

ちなみに、このコピーの出典は大正15年10月8日発行の「日本名著全集第一期刊行江戸文芸之部第十一巻黄表紙二十五種」です。