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東芝に思う、原子力銘柄のリスク

本日(12/28 10:00時点で)、東芝がストップ安となっております。もちろんこれは、原発関連の米企業買収で巨額の減損損失が発生するとの発表を受けてのものです。

原子力関連では、東京電力の福島の事故関連費用が巨額になるとの報道が最近ありましたし、三菱重工のアレバへの出資を疑問視する記事も出ております。

原子力が大きな損失を発生するリスクを抱えておりますことは、福島の事故で改めて認識されております。にもかかわらず我が国の企業のいくつかがこのリスクをテイクすることには、少々疑問を感ぜずにはおられません。この背景に、福島の事故以前にあったとされます「安全神話」が未だ残っていると致しますと、これは非常に危険なことであるようにも思われます。

以前のこのブログでも書いたのですが、原発を推進する人たちの言動に、現実が受け入れられない心理的な障壁を抱えている兆候が認められるようにもみえます。もしもこれらの企業の中心にいる方々がそのような状態にあると致しますと、これは非常に危険であるといわざるを得ません。

ここしばらくは、原発関連銘柄は、相当な警戒をもって扱うのが妥当であるようにも思われます。

まあ、三菱重工などは、トランプ関連銘柄でもあり、なんとなく食指が動いてしまいそうになるのですが、、、