本日は、トーマス・クーンの「科学革命の構造」を読むことといたします。英語版はこちらです。
なぜこんな古い本(1971年の出版)を読むかといいますと、時間を虚数として扱うミンコフスキーのやり方が、実は優れているのではないかとの疑問を持ち、こちらのエントリーにまとめを行っております。しかし、この問題は、以前のエントリー「虚数時間と地動説」で述べましたように、単に一つの学説をどうこうする問う問題以上の、学問の枠組みを変えてしまうような話であるようにも思えます。
このような問題は、クーンが「パラダイム」と呼んだものであり、この問題に取り組むヒントを探るため、まずは、クーンの問題の書を読むこととした次第です。 ... "トーマス・クーンの「科学革命の構造」を読む" を続けて読む