新型コロナ感染状況の4/19版です。
我が国の状況
本日正午時点での厚労省の集計（国内分）では、感染者数が昨日から565人増加して累計10,219人、死亡者は7人増加して累計161人となっております。
倍化日数は、累積感染者数と新規感染者がそれぞれ1日増加し、前者が10日、後者が13日となっております。死亡者の倍化日数は、変わらずの12日でした。
本日の特記事項は、新規感染者数が明らかに減少に転じたことで、新規感染者数の7日移動平均とその前日からの変化量をみますと、4/12以降に新規感染者数の増加速度が鈍り、4/16日から新規感染者数は変わらずからややマイナス側となり、本日の時点で明確に新規感染者数は減少に転じております。
世界の状況
厚生労働省の発表による世界の状況です。こちらも増加速度は低下し、10％増以上の赤い数字が5つだけとなる一方で、1％以下の青い数字が6つと増えております。
我が国の状況（新形式の図）
4/20追記：図がごちゃごちゃして読みにくくなってまいりましたので、新規にまとめなおしてみました。
下図左は累積、右は新規の感染者数、死者、PCR検査数/10です。すべて国内データで、クルーズ船、空港の検疫、チャーター機での帰国者に関するものは除外した数値です。新規の感染者数、死者、PCR検査数はいずれも7日移動平均です。
上の図より、新規の感染者数が最近減少に転じたことが読み取れます。新規の死者数は依然上昇しているのですが、感染から死亡に至るまでには一定の日数がかかることから、死亡者も数日後には減少に転じるものと期待しています。
検査数は1/10した値でプロットしていますが、その大きさはほぼ感染者数と同程度となっています。これは、検査の10％程度が陽性を示していることを意味します。これは、人口あたりの感染者数と比べると非常に大きい値なのですが、現在のPCR検査が新型コロナの感染が疑わしい症状を示している人に、主に行われていることの結果と思われます。
下図は倍化日数を示すもので、累積と新規に対して別々に求めています。こちらはあまり頻繁に提示する必要はなさそうですね。
