自由人氏の12/5付けBLOGOS記事「スマホ市場における『競争原理』と『価格統制』」にコメントしました。
一見市場原理が働いているように見える業界も、見えざる談合があるなんてことは良くある話なのでしょう。
毎日新聞の役員を勤められました河内孝氏の書かれました「新聞社/破綻したビジネスモデル」では、次のような記述がみられます。
毎日にとって泣きっ面に蜂だったのは、第一次石油危機の翌年、新聞業界が行った空前の値上げの先陣を切らされたことでした。高度成長期、二,三年ごとに値上げを繰り返してきた新聞業界では、独禁法の建前から一斉値上げを避け、大手紙が輪番制で先行値上げする不文律がありました。
「独禁法の建前」なんて言葉をよく書いてしまうものだと驚きますけど、そういうことができるのも、このような行為があたりまえのようにおこなわれているからなのでしょう。携帯各社が阿吽の呼吸で「独金法の建前」を満足させているとしても驚くにはあたらないのですね。
だからここで政府が一見おかしな言動に出ることも、これはこれで致し方ないことかもしれません。まあこのあたり、深く追求しないのが大人の世界というものなのかもしれませんね。
3社じゃだめだよBIG3は覚えてるよね