新型コロナ感染状況の12/8版です。
我が国の状況
本日開始時点の自治体データを厚労省が集計した結果(国内分)では、感染者数が昨日から1,502人増加して累計162,298人、死亡者は47人増加して累計2,381人となりました。
下の図は新規の7日平均値をプロットしております。新規の感染者数は、昨日に続き、本日も低下しております。昨日足踏みしておりました新規死亡者数は、本日は急上昇しております。倍化日数は、新規感染者数が一日延びて27日、新規死亡者数が一日短縮して10日となっております。
国内の感染状況は、新規感染者数がピークを付けた後に一進一退の状況となる一方で、新規死亡者は急上昇しております。各地のコロナ関連ニュースは、医療資源のひっ迫を伝えておりますが、これは、重症患者が多いためで、死亡者数の急上昇と同じ現象といえるでしょう。
新規感染者数の急上昇はすでに終わっておりますので、重症患者や死亡者の急上昇にもブレーキがかかるはずですが、これにはまだ数日かかりそうであるところが問題です。また、新規感染者数がピークを付けたことは良いのですが、その後高いレベルを保ったままであることは、重症患者や死亡者の数も、ピークを付けた後もすぐには減少せずに停滞しそうであり、医療関係者の苦労が続きそうであることも悪いニュースです。
世界の状況
厚生労働省の発表による世界の状況を下表に示します。本日はチェコ、スイス、スウェーデンのデータがありませんでした。
人口百万人あたりの感染者数が1日で500人以上増加した国は、米国、セルビア、ジョージアか国です。コスタリカも数字の上では500人を上回っておりますが、昨日が欠測であったため2日分の増加がカウントされています。百万人あたりの死者が1日で10人以上増加した国は、ハンガリー、ブルガリア、クロアチアの3か国で、コスタリカも10人以上の値となっておりますが、こちらも同様に2日分の数字です。
ヨーロッパのコロナ感染は、旧東独を除けば、下火になったといえるでしょう。米国は依然としてかなりの感染者が出続けているのですが、こちらも以前に比べれば落ち着きを見せております。
神奈川152 人